ほぼ完璧なデンタルフロス
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| ■私の裁縫セット デンタルフロスと古い針セットと、飛行機に持ち込んでも問題にならないはさみ |
私の登山道具の中には小物袋があって、こまごまとした危機管理ツールが入っている。
その中に真ちゅう製のシャープ芯入れ(茶筒を細く小さくしたような缶ケース)がある。東京オリンピックの頃のものだ。
中に入っているのは縫い針。大小20本ぐらいはあるかと思うけれど、太い糸を通せるもの以外はほとんど出番がない。
かつて外国にも出かけていた頃にはけっこう使っていた。ボタンかがりもすればバッグのほころびも直し、最悪のケースではテントの破れもなんとかできるという態勢をとっていた。
もちろん糸が必要だ。昔はロウびきの麻糸が基本だった。コートに大きなボタンをつけるときに使うと聞いたが、最強の糸ということで持っていた。
その麻糸が最近ではうまく見つからなくて、ポリエステルの糸を買っていた。強度は十分にあるらしいが、フワフワと小太りの感じで、針も穴の大きなものしか使えなくなった。
そこに登場したのがデンタルフロスだ。長い糸が巻かれていて、小さなプラスチックケースに入っている。先端を引っ張り出して、適当な長さに切って、歯間の汚れをとる糸だ。
これは細くて長いナイロン糸が撚られずにそのまま束ねられている。引っ張りにはものすごく強い。水濡れにも強いから、テントの修繕だって(いまはやることはないと思うけれど)かなり効果的にできそうだ。
問題がないわけではない。けっこう複雑に縫っても、引っ張ると抜けてしまいそうなほど滑りがいい。つまり最後のところをほどけないように結ばないと勝手に緩み、勝手にほどけてしまう危険がある。
しかし、結びの問題は、修理修繕の全体からみればあまり大きな問題ではない。緩んでもほどけても、止まっていればいいわけだし、基本的には釣り糸の扱いを学べば解決する問題だ。
おまけに無色透明という感じの糸だから、場違いなところに使っても目立ちにくい。汎用性があるということになる。「最強の糸」として、いつか役に立つのではないかと思っている。
