「O型」集団
新しい本が8月初めに発売になった。『山の道、山の花』(晩聲社)というのでぜひご一読いただきたい……のだけれど、その本の話ではない。
50人ほどで内輪の出版記念パーティをやったところ、血液型O型が17人いた。 じつは出席者名簿に、山行名簿に入れている血液型や生年月日を加えておいたところ、それが話題になったのだ。O型の17人というのは50人中の17人ではなくて、分かっている人だけで、29人中の17人、59%と出た。ちなみにA型が7人(24%)でB型が3人(10%)、AB型が2人(7%)だった。
日本人の血液型分布は一般にA型40%、O型30%、B型20%、AB型10%とされている。それと比べるとO型が倍、A型とB型が半分というかなりゆがんだ血液型分布になっているといえる。
血液型はいざ輸血というときには検査されるので、現在ではもう、本人が知っておく必要はないともいわれる。だが10年ほど前に毎回の山行にいちいち保険をかけていたころ、血液型の記入欄があったことから、私のデーベース上で今も生きている。
今回、血液型を加える必要はなかったのだが、分布の微妙なずれがあったので冗談半分に入れておいた。
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| ■古い記念写真・湯河原の幕山で ― 1996.5.22 千葉県最初の登山講座となった朝日カルチャーセンター千葉の一期生。その2回目が雨だったのでレジ袋での靴用防水アッパーを実験した。山頂で雨上がりのラインダンス |
血液型を管理していた10年前、20人から30人で山に行くことが多かったが、O型が半分、残りをA型とB型で分けて、AB型はいたりいなかったりということが多かった。
私が主宰する“糸の会”では当初から年度会員という制度にしていたのでそのあたりの特殊制もあるかと思って、朝日カルチャーセンターの登山講座でも調べてみた。休憩の折りに手を挙げてもらうという方法で何度かやってみたのだが、同様の結果が出た。
世の中一般の血液型分布と、私の山の講習会での分布とが明らかに違っている……という点では疑いをはさむ余地がない。
問題はその理由、原因、隠された法則だ。
山の休憩時間に血液型の分布を調べると、もうひとつ特徴的なことが起きた。
O型の人たちが喜ぶのだ。「私たちが多数派」ということが素直にうれしいらしい。私などはA型なので、いつも「ありふれたA型」という気がするのだが、O型みんなで手をつないで飛び上がるかもしれないというような喜び方がいつも見られた。
B型もおもしろかった。日本の標準的な分布よりも気持ち多いかなという程度なのだが、B型を全部いっしょにしてもらっては困るといい出すB型がかならずいる。自分のBとほかの人のBとは違うと主張するのだ。
