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毎日が山歩き 案内人 伊藤幸司(糸の会・登山コーチングシステム)  50歳を過ぎてからでも楽に山歩き、愉しく山登り、のんびり山遊びが楽しめる毎日を紹介します。
日本365名山 2006.12.27更新

第29回 美ヶ原 1頁 頁2 頁3

■美しの塔から王ヶ頭へと歩く ― 2006.3.15

雪のついた美ヶ原は標高2,000m級の完全な自由解放区だ。北アルプス全山を前にした大舞台でパフォーマンスしている気分になる

王ヶ頭 ― 2,034m
王ヶ鼻 ― 2,008m
牛伏山 ― 1,990m
美ヶ原は完全な観光地だと思っている人が多いだろうが、「通年観光地」と認識されているとは思えない。今回はだから観光案内に徹したい。
JR中央本線下諏訪駅から無料送迎のある美ヶ原高原ホテル山本小屋TEL 0268-86-2011)と、松本駅から無料送迎する王ヶ頭ホテルTEL 0263-31-2751)が通年営業しているので、送迎バスを下りて玄関に飛び込めば、都会のホテルに泊まるのとなんの違いもなく、標高2,000m、かつ「3,000m級の山並みを48座数えられる」(山本小屋)というすばらしいロケーションを満喫できる。
要するに、悪天候でもホテルから出なければいい……のだが、逆にホテルから1歩出て、吹き荒れる厳冬の美ヶ原を体験できるテーマパークと考えてもいい。
天気はだから荒れてもいいが、……残念ながら、真冬には快晴の日が多い。冬型の気圧配置で晴れる領域に属している。だから山も見えれば、星も見えるという可能性が厳冬期ほど大きいのだ。
ホテル立地としてこれほどすぐれたものをもっているにもかかわらず、冬がピークシーズンとはなっていないようなのだ。オールシーズンの観光地として認知されていないとしか思えない。
厳冬期、美ヶ原ではホテルとその周辺は観光地だが、それ以外の広大な雪の広がりは、冬のアウトドア環境だ。レベルは問われないとして、マイナス10度C前後の寒さの中でアウトドアを楽しめる人にのみ開かれたワンダーランドとなっている。


アプローチ
ともかく、予約が必要。指定された場所から、指定された時刻に送迎バスに乗り込むというのが基本。時刻についてはきちんと確認していただきたい。美ヶ原高原ホテル山本小屋行きは予約がなければ運行しない。
美ヶ原高原ホテル山本小屋はJR中央本線下諏訪駅から(予約制で運行)。
往路……10:30JR下諏訪駅 → 11:30ごろホテル
帰路……13:30ごろホテル → 15:00ごろ下諏訪駅
王ヶ頭ホテルはJR松本駅から(予約制)。
往路……14:15JR松本駅東口 → 15:45ごろホテル
帰路……12:30ホテル → 14:00ごろ松本駅
マイカーの場合、美ヶ原高原ホテル山本小屋の場合は自力で上がってしまってもいいけれど、上りきれなかったり、天気の急変で下れなくなったりする場合があるという。拠点となっている和田(長和町和田)に車を置いて送迎バスを利用することを宿ではすすめているようだ。王ヶ頭ホテルの場合、車は松本市内の指定駐車場に置いておく。

ルートシミュレーション

この地図の範囲は国土地理院1:25,000地形図、長野15号-2(わだ)、長野15号-4(やまべ)、でカバーされる。
赤い○印は標高50mごとに置いた半径50mの円。青い◇印は山頂から約500mごとの水平距離。○印の間隔によって登山道のある斜面の傾斜を把握できる。
さらにこの地図の特長は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と仮定して、時間とエネルギーを概算できること。
美ヶ原高原ルートマップ 拡大図はこちら

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