|
今回の掲載は1月24日。もう新春という気分ではないが、ちょっと話題を変えて壱岐恒例の「新春マラソン」について、小西さん情報を織り交ぜてお知らせしたい。
1月に行なわれるこのビッグイベントには、これまで有森裕子さんや野口みずきさんという有名選手を招待していたそうだが、第21回となる2007年からはそれをやめ、優勝者と完走者の中から抽選で8名を北海道の「千歳国際マラソン」に招待することにした。その最初の年にハーフの優勝者が千歳でも優勝するという快挙があり、壱岐の人々の気勢は大いに上がったという。
2008年は西日本新聞の伝えるところによると、壱岐市芦辺町の同市ふれあい広場を発着点に、13日に開催され、
……小学5年生から86歳まで県内外から参加した1090人の市民ランナーが新春の壱岐路を駆けた。ハーフマラソンと5キロ、3キロ、2キロの4コースがあり、選手たちは男女別、年代別の20種目に出場した……
今年も盛会だったようだが、86歳の参加者には驚く。私も老体にムチ打って、美しい壱岐の景色を見ながらのマラソンにぜひ一度参加してみたいものだと思う!?
 |
| クアハウス形式の温泉「サンドーム壱岐」 |
|
 |
| かわいらしい保育所もあった |
さて、バスは間もなく湯ノ本湾から県道174号線に入るのだが、小西さんの話によると、この付近からは、ステゴドンなど恐竜の化石が発見されているそうで、これは恐竜時代には大陸と地続きであったことを証明するものだ。
今回の旅は残念ながら温泉には立ち寄らなかったので、話だけになるが温泉地区の情報を少し追加しておこう。このあたりには老人ホームもある。食べ物よし、眺めよし、設備もよしと3拍子揃っているうえに、本物の温泉が出るというのだから、全国でももっとも恵まれた老人ホームではないか、と小西さんはいう。
1969(昭和44)年に天皇陛下が皇太子時代、美智子様と泊まられたことで知られる、国民宿舎「壱岐島荘」もこの地域にある。さらに、プールとサウナが併設されているクアハウス形式の温泉「サンドーム壱岐」もある。1階は水着ゾーンで水着を着用したまま露天浴や屋外プールなどが利用でき、2階は各種温泉やサウナが楽しめる。トレーニングルームも完備し、休憩室や食堂もあり、隣接する野外施設には全天候型テニスコート、ミニサッカーコートがあるという豪華さだ。次回の旅ではゆっくりと温泉を楽しみたい。
 |
| 捕鯨が盛んだったことを示す名前の「鯨伏小学校/中学校」 |
|
 |
| バスの窓から国道382号線と交差する信号の手前標識が見えた |
間もなく左手に小学校と思われる校舎が見えてきた。小西さんが、
「鯨に伏せるという字の“鯨伏小学校/中学校”です。珍しい名前ですけど何と読むかおわかりですか?」
と訊く。正解は「いさふし」である。かつて捕鯨が盛んであった名残の命名だろう。島の中央部に向かって進むと、久しぶりに信号機があり、国道382号線と交差している。右に進むと郷ノ浦、左が勝本だ。勝本地区は今回はバスで南部を通り抜けるだけになってしまったが、現在漁船5600隻を数える漁師町。最近では300キロ級のマグロが獲れることで有名だ。勝本のマグロは青森大間に負けないぐらいの値がつくそうで、冬の大間、春の勝本といわれる。2006年、築地の初セリでは、1本1,211万円の値がついたものもあったという。俳人河合曾良が亡くなった地としても知られる。 |