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| 湯ノ本湾には真珠養殖のイカダが浮かんでいる |
バスは猿岩に別れを告げ、反時計回りに進んで黒崎園地入口方面に戻る。右手の海岸近くには「壱岐出会いの村」が見える。ここは壱岐の豊かな自然を活かした、総合教育レジャースペースのようなところで、農漁業の体験ができるほか、キャンプ場もあり、資源活用工房、研修施設などがある。左手には青緑色の豊かな表情を見せる美しい湯ノ本湾。点々と浮かぶ真珠養殖のイカダが浮かぶ海面を見下ろしながら、壱岐の中央部へと向かう。湯ノ本湾に落ちる夕陽の美しさは格別だ、とガイドの小西さんがいう。そしてこの湾の光景は日本三景の松島に似ているといわれるが、それ以上ではないか、と小さな声で付け加えた。うん、確かに。
湯ノ本湾に沿うようにして左に回りこみ、湾のもっとも奥まった海岸に沿って東に進み県道174号線に入るのだが、このあたり一帯は湯煙りこそ見えないが、10軒ほどの温泉旅館が立ち並ぶ、離島では有数の温泉「湯ノ本温泉」である。1日の湧出量は3万リットル、平均温度69度、鉄分、硫黄、塩分を含む泉質だそうだ。いろいろな効能があるが、壱岐で「ヒラクチ」と呼ぶマムシに噛まれた傷にもよく効くという。もっとも今年は、天敵のキジが多いせいで、幸いなことにヒラクチは少ないのだそうだ。
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| 湯ノ本温泉「平山旅館」のパンフレットと、女将の平山宏美さん(右)、「壱岐サロン」主宰の酒井晃子さん(左) |
さて、ここで1軒の旅館を紹介しなければならない。ならない、というのも変な話だが、この「ゆっくりと島巡り」の読者なら、ブログ「島巡り情報案内〜島遊び島暮らし」をご存じと思うが、そのブログに何度か登場している「壱岐サロン」の主宰者、酒井晃子さんが修業した「平山旅館」が、ここ湯ノ本温泉にあるのだ。
「壱岐サロン」は、壱岐の新鮮な食材による素敵な料理と島のお話の会である。平山旅館で郷土料理の修業をした酒井晃子さんが、壱岐の歴史や風土、食の素晴らしさを東京の人々に紹介したいと願って、平山旅館の女将さん、平山宏美さんと二人で始められた。毎月開催されていて、その開催日やメニューは島ブログでもお知らせしている。ぜひ、島巡りブログをご覧になり、「壱岐サロン」に参加してください(ブログでは、2007年11月8日、12月1日、12月5日、2008年1月8日に掲載しています)。
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