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愛らしい赤頭巾地蔵に別れを告げて、バスは今日の宿泊予定地郷ノ浦へと向かう。走り出すとすぐに、大きな橋が見えてくる。青島大橋である。八幡湾に浮かぶ小島、青島に架けられた美しい橋だ。青島はかつては無人島でタヌキとイタチしかいなかったという。小西さんによると、壱岐にはイノシシやサルも、そしてもちろん熊もいないそうだ。
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| 八幡湾の青島に掛かる美しい青島大橋 |
この青島には白く輝く鉄塔が2本見える。1984(昭和59)年に建てられた火力発電所、新壱岐発電所だ。「新」とあるからには「旧」があるわけで、それは離島ではもっとも早く建てられた壱岐電灯会社、現在は九州電力壱岐営業所となっている火力発電所である。
壱岐市の資料によると、壱岐電灯会社は1914(大正3)年8月に芦辺町の清石浜入り口空き地に建設された。社員は12名、最初は75馬力の内燃機関による貧弱な発電であった。電灯戸数は1,203戸(人口は38,669人)。その後設備は増強され、1951(昭和26)年から現在の九電壱岐営業所となり、現在は37名の社員を抱える。現在、新旧2つの発電所による壱岐の総発電量は、4万500kW。夏に猛暑が襲っても十分に乗り切れるという。
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