1970年、兄妹デュオのカーペンターズは、『遥かなる影(Close to You)』という2枚目のアルバムをヒットさせて、グラミー賞最優秀新人賞を受賞した。このころ海外ではビートルズの「レット・イット・ビー」や、サイモン&ガーファンクルの「明日にかける橋」がヒットし、日本では加藤登紀子の「知床旅情」や、ザ・ドリフターズの「誰かさんと誰かさん」がヒットチャートを賑わしていた。1970年代はロック全盛期でレッド・ツェッペリンやディープ・パープル、ザ・ローリング・ストーンズ、クイーンやイーグルスが活躍した。そんな時代にあって、じっくりと聴かせるメロディアスな曲と、普遍的なテーマを扱った歌詞、そして女声にしては比較的低い音域を活用した特徴のあるカレンのヴォーカルで、カーペンターズは時代の流れとは異なった独自路線で大きな成功を納めた。そのカーペンターズの代表作を振り返ってみよう。