おとなのたまり場 > いつでも Bon vivant > 名曲の楽しみ > JAZZ World Music
名曲の楽しみ JAZZ/WorldMusic編 案内人 船木文宏

JAZZ/World Music編 7/24更新 JAZZトップへ戻る
Polka Dots And Moonbeams/ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス
  作詞:ジョニー・バーグ (Johnny Burke)
  作曲:ジミー・バン・ヒューゼン (Jimmy Van Heusen)

映画や舞台とは関係なく1940年に発表された作品で、当時、トミー・ドーシー(Tommy Dorsey/トロンボーン 1905-56)・オーケストラのフランク・シナトラ(Frank Sinatra 1915-98)と、グレン・ミラー(Glenn Miller/トロンボーン 1904-44)・オーケストラのレイ・エバール(Ray Eberle 1919-79)が歌い人気を競ったが、シナトラが歌ったレコードのほうがヒットしたようだ。

その後、ヴォーカルのスタンダードとしてはもちろん、その伸びやかで広がりを感じるメロディラインは管楽器の音色とも相性がよく、インストナンバーとしても広く演奏される人気曲となった。

必聴オススメ盤
*

ムーンビームス

ビル・エヴァンス

UCCO-9231
このソフトを購入する

本作は1962年5月17、29日、6月5日ニューヨークで録音された、3回のセッションから構成された2部作のうちの1枚。スコット・ラファロ(Scott LaFaro/ベース 1936-61)が自動車事故で亡くなった後に、チャック・イスラエル(Chuck Israels 1936-)がベースに入ったビル・エヴァンス・トリオによる約1年ぶりの録音。ドラムスの変更はなくポール・モチアン(Paul Motian/ドラムス 1931-)。もう1枚の『HOW MY HEART SINGS!』とは対照的な選曲で、「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」をはじめバラード曲が目白押し。アルバムジャケットも含め人気の作品だ。


*

チェット・ベイカー・イン・ニューヨーク+1

チェット・ベイカー

UCCO-9290
このソフトを購入する

当時、ニューヨークで活動していたジョニー・グリフィン(Johnny Griffin/テナー・サックス 1928-)、ポール・チェンバース(Paul Chambers 1935-1969)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones/ドラムス 1923-85)といった、バリバリのハード・バッパーたちと、かたや西海岸で人気を博していたチェット・ベイカー(Chet Baker/トランペット 1929-88)による、ホットなセッションを記録した作品。1958年9月ニューヨーク録音。チェットもここでは歌を封印。中でも、バラードの「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」はチェット・ベイカーのトランペットが存分に楽しめる。

*

バド・シャンク・カルテット

バド・シャンク

TOCJ-6375
このソフトを購入する

“コミックスのシャンク”の愛称で知られる、バド・シャンク(Bud Shank/アルト・サックス、フルート 1926-)のワン・ホーン作品。1956年11月7、8日録音。爽やかで屈託のないフルート・プレイを聴かせてくれる「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」は、そよ風のような心地よさを感じさせてくれる。

*

カリフォルニア・コンサーツ Vol.2

ジェリー・マリガン

TOCJ-9488
このソフトを購入する

1954年12月14日のコンサート・ライヴを収録したアルバム。ボブ・ブルックマイヤー(Bob Brookmeyer/ヴァルヴ・トロンボーン 1929-)やズート・シムズ(Zoot Sims/テナー・サックス 1925-85)といった僚友を加えたセプテットによる、華やかなセッションが続く。中でも「ピープル・ウィル・セイ・ウイアー・イン・ラヴ」と「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」のバラード2曲で聴けるジェリー・マリガン(Gerry Mulligan 1927-96)のバリトン・サックスによるテーマのメロディは、ダークな雰囲気がビシビシと感じられて最高にクール。

*

TIME TO SMILE

トーマス・フィンク・トリオ

AS-075
このソフトを購入する

ドイツのトーマス・フィンク(Thomas Fink 生年不明)・トリオによる2007年9月ミュンヘン録音の作品。スタンダード曲のメロディーを大切にした明瞭なプレイと軽妙さに、現代的な美しい旋律を上手く溶け込ませ、おいしいところが全編に詰まった理想的モダン・ピアノ。なかでも、トーマス・フィンクが敬愛してやまないビル・エヴァンスの演奏で、ピアノ・トリオでのスタンダード曲として定着したといっても過言ではない「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス」は絶品だ。

名曲の楽しみトップへ
TOP