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名曲の楽しみ JAZZ/WorldMusic編 案内人 船木文宏

JAZZ/World Music編 6/26更新 JAZZトップへ戻る
Poinciana (Song Of The Tree)/ポインシアナ(樹の歌)
  作詞 :バディ・バーニア (Buddy Bernier)
  作曲 :ナット・サイモン (Nat Simon)

1936年に書かれた楽曲で、発表当時はあまり注目されなかったが、1940年代の初めに流行したラテン音楽のリズムや、それにまつわるエキゾチックな雰囲気の流行といった時代の影響もあって、1944年にデイヴィッド・ローズ(David Rose 1910-90)・オーケストラのムーディな演奏が評判を呼んだ。続いてビング・クロスビー(Bing Crosby 1903-77)が歌って大ヒットしポピュラー・ソングとなった。曲名は、南国の初夏に鮮やかな朱赤色の花を咲かせるマダガスカル原産の植物に由来する。

必聴オススメ盤
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バット・ノット・フォー・ミー

アーマッド・ジャマル

UCCC-9006
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1958年9月、ビルボード誌のHOT100で最高第3位にまで上り詰めたこの作品は、ピアノ・トリオによるライヴ・アルバムの人気盤。1958年1月16日に、シカゴの“パーシング・ラウンジ”で実況録音されたこの日の演奏のベスト・トラックは、なんといっても「ポインシアナ」。

アーマッド・ジャマル(Ahmad Jamal/ピアノ 1930-)が当時本拠地にしていた地元のクラブで、イスラエル・クロスビー(Israel Crosby/ベース 1919-62)、バーネル・フォーニア(Vernel Fournier/ドラムス 1928-2000)といったメンバーとともに創り出した、この寛ぎに満ちあふれた雰囲気を言葉にするのはとても難しい。唯一無二のグルーヴ感にただただ浸っていただきたい。


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テイク・イット・フロム・ザ・トップ

ボブ・ジェームス

VICJ-61139
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ボブ・ジェームス(Bob James/ピアノ 1939-)、ジェームス・ジナス(James Genus/ベース 1966)、ビリー・キルソン(Billy Kilson/ドラムス 1962)のトリオによる、偉大なるピアニストたちに捧げたアルバムで、収録曲にはピアノ・ファンのツボを押さえた楽曲が並ぶ。

1970年代から80年代前半には自身のレーベルTappan Zeeからクロスオーバーの名盤の数々をリリースし(『Touchdown』や『Lucky Seven』など)、コンテンポラリー・ジャズ・ピアニストの第1人者でもある彼が、原点に戻りアコースティック・ピアノで楽しませてくれる。収録の「ポインシアナ」は前出のアーマッド・ジャマルへのオマージュ。

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ユアーズ・イズ・マイ・ハート・アローン

ダン・ニマー・トリオ

VHCD-01005
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ニューヨーク・ジャズ・シーンで、今もっとも注目される若手ピアニストの1人ダン・ニマー(Dan Nimmer/ピアノ 1982-)のヴィーナスレコードからの3枚目のアルバム。

ダン・ニマーは、敬愛するピアニストの1人にトミー・フラナガン(Tommy Flanagan 1930-2001)を挙げていて、この作品では、1990年代にフラナガンとともにプレイしていたピーター・ワシントン(Peter Washington/ベース 1964-)、ルイス・ナッシュ(Lewis Nash/ドラムス 1958-)というヴェテランを迎え、まさに、夢が1つ叶ったともいえる理想的なサイドメンとともに軽やかなスウィングを聴かせてくれる。

ここでの「ポインシアナ」を聴くかぎり、どうやらニマー本人もアーマッド・ジャマル演奏のあの特別な雰囲気がお気に入りらしい。あの、なんともいえない浮遊感が丁寧に表現されていて、さらに、彼の楽曲に対する思い、そして、この曲を愛するリスナーのツボを突いた細やかな心遣いも感じられ、ジャズ・ファンにとってはそこがまた嬉しい。

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シューア・ファイアー

ダイアン・シューア

VICJ-61275
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デイヴ・ヴァレンタイン(Dave Valentine/フルート 1952-)、デイヴ・サミュエルズ(Dave Samuels/ヴィブラフォン 1948-)、パキート・デ・リベラ(Paquito D'Rivera/アルト/ソプラノ・サックス 1948-)率いる“カリビアン・ジャズ・プロジェクト(Caribbean Jazz Project)”とダイアン・シューア(Diane Schuur/ヴォーカル 1953-)が共演したラテン・ジャズ・ヴォーカル・アルバム。ひとことで言えばトロピカル・フレイヴァーが横溢する南国の可惜夜(あたらよ)、異国での特別な夜宴といった雰囲気そのもの。

カリビアン・ジャズ・プロジェクトのグルーヴ感あふれるプレイとグラミー賞シンガー、ダイアン・シューアの歌声が夜の空にポインシアナの花を咲かせる。

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ヤング&フーリッシュ〜ライブ・イン・オランダ

フォア・フレッシュメン

TKCV-35338
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このアルバムは2003年4月24日、オランダのラーレンという街にある「シンガー・シアター」におけるライヴ録音作品。モダン・ジャズ・コーラスの草分けとして知られ、それから50年を超える長い歳月を経た現在、オリジナル・メンバーは1人もいなくなったが“フォア・フレッシュメン”のグループ名は逸材たちにより引き継がれ、今日もベーシック・スタイルのジャズ・コーラスでわれわれを楽しませてくれる。

この作品は、1曲目から8曲目までが、4人によるパフォーマンスで、9曲目からラストまではオランダをリードする若手ジャズ・ミュージシャンが集結したジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ(JAZZ ORCHESTRA of the CONCERTGEBOUW)との共演という構成。ここで披露される「ポインシアーナ」はゴージャスで華やかという言葉がピッタリの艶やかな演奏。

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