おとなのたまり場 > いつでも Bon vivant > 名曲の楽しみ > JAZZ World Music
名曲の楽しみ JAZZ/WorldMusic編 案内人 船木文宏

JAZZ/World Music編 4/10更新 JAZZトップへ戻る
Nardis/ナーディス(ナルディス)
  作曲 : マイルス・デイヴィス

マイルス・デイヴィス(Miles Davis/トランペット 1926-91)のグループで活躍していたキャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley/アルト・サックス 1928-75)が、1952年頃にビル・グラウアーとオリン・キープニュースによってニューヨークで創設されたジャズ・レーベル、リバーサイドから初リーダー作を発表するにあたり、マイルスが彼に贈った作品。その録音に参加していたビル・エヴァンス(Bill Evans/ピアノ 1929-80)が自己のトリオでも録音し、この演奏で一気にジャズファンの心をとらえ人気曲となり、このトリオでの演奏以後、エヴァンスは生涯何度も演奏・録音した。エヴァンスへのトリビュート作品では必ずといっていいほど取り上げられる、エヴァンスの代名詞的ナンバーでもある。

必聴オススメ盤
*

ポートレイト・オブ・キャノンボール+3

キャノンボール・アダレイ・ウィズ・ビル・エヴァンス

UCCO-9309
このソフトを購入する

ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell/トランペット 1930-79)との2管クインテット編成によるキャノンボール・アダレイのリバーサイドへのデビュー盤。当時、マイルス・バンドに在籍していたビル・エヴァンスと、フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones/ドラムス 1923-85)も参加。ブラス2管によって奏でられる「Nardis」のメロディに、東洋っぽさを感じる。1958年7月録音。


*

エクスプロレイションズ+2

ビル・エヴァンス

UCCO-9211
このソフトを購入する

ジャズファンに「Nardis」という曲を広めた、歴史的名演を収録。スローテンポで、1音1音の響きを丁寧に確かめるかのように演奏されているのが品のよさを感じさせる。リリカルな中に厳しさを見せ、音が美しく絡み合う。エヴァンス、スコット・ラファロ(Scott LaFaro/ベース 1936-61)、ポール・モチアン(Paul Motian/ドラムス 1931-)、最高峰のトリオによる濃密な空間の記録。

*

モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス+1

ビル・エヴァンス

UCCU-5010
このソフトを購入する

ジャケットがスイス、レマン湖の象徴「シヨン城」であることから、本作は“お城のエヴァンス”の愛称で親しまれている。1967年にスタートした「“モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァル”の第2回に、ジャック・デジョネット(Jack DeJohnette/ドラムス 1942-)、エディ・ゴメス(Eddie Gomez/ベース 1944-)とのトリオで出演。

デジョネットの力強く変幻自在なプレイとゴメスの重厚なベースに導かれ、アグレッシヴな演奏を展開するエヴァンス。それまでのエヴァンス・トリオには見られない熱っぽいプレイが堪能できる。1968年6月15日 スイス、モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音。

*

ナーディス

リッチー・バイラーク

UCCU-5194
このソフトを購入する

リッチー・バイラーク(Richie Beirach/ピアノ 1947-)の初リーダー・アルバム。メンバーは、フランク・トゥサ(Frank Tusa/ベース 1947-)、ジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams/ドラムス 1950-)というトリオ編成。1974年11月、ニューヨークのジェネレーション・サウンド・スタジオで録音。

リッチー・バイラークのガラスのように透明なピアノの音色は、「Nardis」のような虚ろな雰囲気に良く似合う。

*

恋とは何でしょう

リッチー・バイラーク・トリオ

TKCV-35084
このソフトを購入する

ジョージ・ムラーツ(George Mraz/ベース 1944-)、ビリー・ハート(Billy Hart/ドラムス 1940-)のトリオで録音された1999年の作品。この作品では透明感溢れる今までのバイラークとは違うピアノの音色に仕上げられている。しかし、バイラークの鋭くストイックに突き進み、構造的で躍動感に溢れ、激しくドラマチックな「Nardis」は健在。

名曲の楽しみトップへ
TOP