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名曲の楽しみ JAZZ/WorldMusic編 案内人 船木文宏

JAZZ/World Music編 6/27更新 JAZZトップへ戻る
Honeysuckle Rose/ハニーサックル・ローズ
  作曲:トーマス・“ファッツ”・ウォーラー(Thomas "Fats" Waller)
  作詞:アンディ・ラザフ(Andy Razaf)

トーマス・“ファッツ”・ウォーラーは1904年5月21日ニューヨーク生まれ。43年12月15日、カンサスを車で走行中、その車中で亡くなっている。この曲は、29年にハーレムのナイト・クラブ“コニーズ・イン”で上演されたショウ『ロード・オブ・コール(Load Of Coal)』のために書いた曲。
メロディの一部は当時コンビを組んでいた作詞家のアンディ・ラザフから電話で歌詞を聞き、その場で作曲したという、早書きウォーラーらしいエピソードが伝えられている。
アクの強いだみ声、ギョロ目、表情たっぷりの弾き語りで底抜けに明るいジャズを聴かせるエンターテイナー“ファッツ・ウォーラー”の大ヒット曲。

必聴オススメ盤
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ファッツ・ウォーラーのすべて

ファッツ・ウォーラー

BVCJ-38061/2
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ストライド・ピアノの第一人者、ヴォーカリストさらにエンターテイナーとしてジャズ史に足跡を残した彼のベスト・アルバム。ストライド奏法を駆使する名ピアニストであり、ジャズにオルガンを持ち込んだイノヴェーターでもあった。キラキラした音色と屈託のない笑顔で楽器を弾きながら、ダミ声でブルージーな歌を聴かせる。その底抜けに明るい演奏を聴くとウキウキしてくる。
当時、映画のワンシーンで演奏する彼の姿など、貴重な映像が収録されているDVDとの2枚組みで、「ハニーサックル・ローズ」はDVDに収録されている。


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サッチ・プレイズ・ファッツ+11

ルイ・アームストロング

SRGS-4552
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ファッツ・ウォーラーの作品を採り上げた1950年代のルイ・アームストロング(Louis Armstrong/トランペット、ヴォーカル 1901-71)の作品。54年録音の『プレイズ・W.C.ハンディ』と55年録音の本作は、彼の生涯の名作としても評判のアルバム。緊張感に溢れたハンディ作品集に対して、こちらはファッツ・ウォーラー作品集とあって、リラックスした雰囲気に包まれている。

トロンボーンのトラミー・ヤング(Trummy Young 1912-84)、クラリネットのバーニー・ビガード(Barney Bigard 1906-80)など気心の知れた仲間たちに囲まれ、トランペットとヴォーカル両方で張りきったプレイを聴かせてくれる。名パートナー、ヴェルマ・ミドルトン(Velma Middleton/ヴォーカル 1917-61)とのデュエットも楽しい。

オリジナルLPでは9曲入りだったが、現在出ているCDは20曲入り。別テイク9曲と20年代に録音したファッツのナンバー2曲を追加収録している。ヴォリューム満点の1枚。

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ブラン・ニュー・オリンズ

アン・サリー

VACM-1262
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ニュー・オリンズの音楽をヒントに制作された、アン・サリー初のセルフ・プロデュース作品。3年間の滞在中に交流を深めた現地ミュージシャンたちとのニュー・オリンズ・レコーディング。フレンチ・クウォーターにはフランス的な建物が並び、フランス人との混血、クレオールの人たちや、ジャズを後押ししてきたフランスの香り漂う音楽が染み渡る街“ニュー・オリンズ”。
今作は、トラディショナル・ジャズの名曲のほか、服部良一、西岡恭蔵といった日本の名ソングライターの曲を含むインターショナルな選曲。ジャズな街、フレンチな街の情景をやんわり彷彿とさせる雰囲気と、彼女のたおやかな歌声は、喜びに満ち溢れている。

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コーリング・ユー

ホリー・コール・トリオ

TOCP-3141
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カナダのジャズ・ポップス歌手、ホリー・コール(Holly Cole 1963-)の1991年録音のデビュー作品。アメリカでは『Blame It On My Youth』というタイトルでお馴染みの彼女のピアノ・トリオによる弾き語り作品。
基本的にピアノとベースのシンプルなバッキング、スタンダードな選曲という構成ながらも、クールで洗練された歌い口とセクシーなルックスで、従来のジャズ・ヴォーカルとはまたひと味違った個性がジャズ・ファンに新鮮な魅力をもたらした。
「ハニー・サックルロ−ズ」のユニークなアレンジと自由奔放に歌い散らかすフィーリングとトリオのバランスは見事。


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ブラジルの水彩画

エリス・レジーナ&トゥーツ・シールマンス

UICY-90149
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1969年にスウェーデンで録音されたエリス・レジーナ(Elis Regina/ヴォーカル 1945-82)とトゥーツ・シールマンズ(Toots Thielemans/ハーモニカ、ギター 1922-)のコラボレーション作品。彼女のキャリアの中でも最高峰の一つに挙げられる傑作。
エリスの自由自在な歌唱とトゥーツの口笛、柔らかい陽射しのような心地よいギターと、小鳥のさえずりのように楽しげに歌を奏でるエリス、重なり合うホイッスルやフルートの音。恋をしたら聴きたくなる、そんな幸せな空気が漂っている。

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