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名曲の楽しみ JAZZ/WorldMusic編 案内人 船木文宏

JAZZ/World Music編 5/16更新 JAZZトップへ戻る
Gone With The Wind/風と共に去りぬ
  作詞 : ハーブ・マジソン(Herb Magidson)
  作曲 : アリー・リューベル(Allie Wrubel)

ハーブ・マジソンとアリー・リューベルの2人が、『Gone with the wind( 風と共に去りぬ)』に触発されて書いたといわれている。37年にホレス・ハイト(Horace Heidt)楽団によって初録音された。映画の主題歌のほうはマックス・スタイナー(Max Steiner)が書き、『Tara's theme』として知られている。

1936年の発売初年度だけで138万部売れた、マーガレット・マナーリン・ミッチェル(Margaret Munnerlyn Mitchell)の小説が原作。映画の完成は39年なので、この曲は映画製作の開始と同時ぐらいに書かれ、原作にインスパイアされたと考えられる。映画の製作過程で主題歌の曲名は著作権登録されてしまっているので、この曲は「Gone With The Wind」というタイトルを付ける代わりに、映画の宣伝にも使用されたそうだ。

必聴オススメ盤
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彼女の名はジュリーVol.1

ジュリー・ロンドン

TOCJ-6803
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ジュリー・ロンドン(Julie London/ヴォーカル 1926-2000)による1955年録音盤。歌手としての出世作といってもいい人気のアルバム。ジャズ・ボーカルの黄金時代には、その美貌と、ハスキーで官能的なボーカルは、世の男性からの絶大な人気を誇った。

ミディアム・スローで静かにささやくように歌い、妖艶な薫りを漂わせる彼女のブルー・バラード。セクシーとはまさにこれのこと。伴奏はギターとベースのみ。1曲目「クライ・ミー・ア・リヴァー」ですでに、理性を失いそうになるほどのまどろみに引きずり込まれてしまう。アルバム最後に収録されている「ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド」のころにはもう、骨抜きのグニャグニャ状態。アルコールとの併用は、初めての方は要注意!?


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アート・タイタム〜ベン・ウェブスター・クァルテット

アート・テイタム

VICJ-41237
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心暖まるアート・テイタム(Art Tatum 1909-56)の優雅なピアノ・プレイと、滋味溢れるベン・ウェブスター(Ben Webster 1909-73)のテナー・サックスが織り成す珠玉の名曲の数々。テイタムが46歳で亡くなる2ヵ月前の1956年9月に録音された盤。
おおらかに、そして感情豊かなプレイを繰り広げるテイタムと、ダミ声のようなサックスの音でメロディーを歌い上げるウェブスターの哀愁が、極上のやすらぎを与えてくれる。そんな、大御所2人によって生み出される音は、どこを切り取っても演奏の歓びに溢れていて、何度聴いても聴く度に、このまま終わってほしくないな…という気持ちでいっぱいになる。
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マクリーンズ・シーン

ジャッキー・マクリーン

VICJ-41548
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1956年12月14日、1957年2月15日録音の作品。冒頭、アップテンポのスピード感溢れるアレンジの「ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド」は、レッド・ガーランド(Red Garland/ピアノ 1923-84)のイントロに続き、ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean/アルト・サックス 1932-2006)がテーマを吹き始め、テーマ部をマクリーンとビル・ハードマン(Bill Hardman/トランペット 1933-90)が交互に吹き分ける。マクリーンとハードマンの絡みはスリリングで軽快そのもの。思わず体が動いてしまう。ここでのハードマンのソロも、よく歌うフレージングでゴキゲン。続くガーランドのソロも、コロコロとよく転がって彼の持ち味が存分に発揮されていて楽しい。50年代を代表するハード・バップそのものといった感じ。

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プレゼンティング

アーニー・ヘンリー

UCCO-9120
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31歳で夭折した、アーニー・ヘンリー(Ernie Henry/アルト・サックス 1926-57)のリーダー作は3作しかない。本作はその内の1枚であるデビュー盤。ケニー・ドーハム(Kenny Dorham/トランペット 1924-72)、ケニー・ドリュー(Kenny Drew/ピアノ 1928-93)、ウィルバー・ウェア(Wilbur Ware/ベース 1923-79)、アート・テイラー(Art Taylor/ドラムス 1929-95)といった面子が顔を揃えた1956年8月録音作品。

デビュー盤とあって気合も十分。ヘンリーの一音一音には、力と切れを感じる。その気合に応え、ドーハムのトランペットも切れ味抜群。ケニー・ドリュー、ウィルバー・ウェア、アート・テイラーも、みんなが張り切っていいソロを繰り出している。


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ピープル・タイム

スタン・ゲッツ&ケニー・バロン

UCCU-5313/4
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1991年、コペンハーゲンのジャズクラブ「カフェ・モンマルトル」で行なわれたライブの2枚組アルバム。スタン・ゲッツ(Stan Getz/テナー・サックス 1927-91)晩年の最高傑作との誉れ高い、テナー・サックスとピアノの至極のデュオ作品。

海のような広大さを感じさせるゲッツのテナー・サックス。想像性豊かなソロ、しなやかで上品なその音色で、切々と奏でられるメロディは美しさの極み。ゲッツをバックアップして、彩りを添えるケニー・バロン(Kenny Barron/ピアノ 1943-)の繊細なピアノタッチも素晴らしい。

ゲッツが肝臓ガンで死ぬ3ヵ月前、最後のステージでの最後の録音というバイアスも加わり、命の岐路に立たされた彼のプレイは私たちの心を打ってやまない。

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