ピアノ・トリオならこのアルバムがオススメ。1956年12月、57年3月録音。元ボクサーのレッド・ガーランド(Red Garland 1923-1984)がプレスティッジ・レーベルに残した数多くの名盤の中の1枚。同レーベルのマイルス・デイビス・グループでの彼の演奏もいいが、やはりトリオでの演奏が絶品だ。ジャブで鍛えたであろう左手から繰り出されるブロック・コード、右手のコロコロころがるシングル・トーン、そして両手でのブロック奏法。たった3種類の技で聴く者を鮮やかに打ちのめす。リングに沈み意識が遠のく心地よさに似ているとでもいおうか。無論、10カウントでは到底意識はもどらない。夢のひとときを是非ご堪能あれ。
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