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はじよう おとこの手料理 案内人 深川 達哉 懇切丁寧な調理動画で、初めてでも作れる季節の旬菜料理
旬菜編−旬菜12か月 2007.10.18更新

    連載 第24回   料理指導 関口絢子(料理クリエイター)

秋のキノコたち「キノコ汁」「キノコのソテー」「キノコのペンネ」キノコの旨味をとことん引き出す簡単&絶品料理

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キノコ汁


 
映像を見る 02.下ごしらえ
材料(4人分)
キノコ数種類 小ザル1杯分
豚のコマ切れ肉 120g
油揚げ 1枚
大根 3cmほど
人参 1/2本
合わせ味噌(白味噌、麦味噌) 80g
ダシ 800cc
ゴマ油 適量
薬味:小ネギの小口切り、おろしショウガ 適量

この料理で使うのは、長野県の「道の駅」や森林組合直売所などで買い求めた天然キノコ。ジゴボウ(ハナイグチ)、アカンボウ(サクラシメジ)、ヌメリスギタケモドキ、サマツ(オオツガタケ)、ヒラタケ、イッポンシメジ(ウラベニホテイシメジ)、ハタケシメジと初めて見るキノコばかりで、なかにはサンゴのようなホウキシメジというキノコもある。もちろんこのようなキノコではなくても、身近なところで入手可能なキノコでかまわない。ただし、種類が多いほど美味しくなるので、少なくても5種類以上は用意したい。

天然キノコの下処理:
ぬるま湯に30分ほど浸した後下茹でして、浮いてきた汚れを取り除き、流水でさらに汚れを洗い流す

天然キノコでは、土や木の葉をかぶっていたり虫が入っていることもあるので、これを取り除く下処理から始める。ぬるま湯に30分ほど浸した後下茹でして浮いてきた汚れを取り除く。さらに流水で洗い、水気を切っておく。 形も大きさも異なるキノコは石づきを切り、ひと口大に切る(シメジやマイタケのようなキノコは石づきを切り、手で食べやすい大きさにほぐす)。大根と人参は厚さ3mmほどに切って銀杏切りにする。

油揚げはキッチンペーパーで丸め、強く握って余分な油を抜き3〜4cm×5mmほどの短冊切りにする。豚肉は1cm幅に切る。

キノコはひと口大ほどの食べやすい大きさに切る。人参と大根は銀杏切りに、油揚げは3〜4cm×5mmの短冊状に、豚肉は1cm幅に切る

郷愁を覚える素朴な味わい

鍋にゴマ油をひいて豚肉を炒め、肉に火が通ったら他の具材を全部入れて強火で炒める。具材に油が絡んだらダシを入れ、アクを取って野菜に火が通ったら味噌を溶くが、味噌は別の容器のなかで少量のダシ(煮汁)で溶いてから鍋に入れる
映像を見る 03.炒める
映像を見る 04.煮る〜盛り付け

強火で熱した鍋(今回使ったのはIHヒーター用の土鍋で、これはガスコンロでも使えるが、普通の土鍋はIHヒーターでは加熱できない)にゴマ油をひき、豚肉を炒める。肉に火が通ったらキノコ、野菜、油揚げを全部入れて一気に炒める。具材全体に油が絡み、大根、人参がしんなりしてきたら花ガツオ(市販の顆粒ダシでもいい)で取ったダシ800ccを入れる。

ダシが煮立ってきたらこまめにアクを取り、野菜に箸がすーっと通るのを確認したら味噌を溶く。味噌汁は沸騰させないのが基本。分量の味噌をボウルなどに入れ、ここに少量の煮汁(ダシ)を入れて味噌を溶き、それを、火を止めた鍋に入れる。今回はまろやかな甘みの白味噌と、素朴な味わいの麦味噌との合わせ味噌にした。合わせ味噌はそれぞれの旨味が足し算となり、これは、この料理にかぎらずお奨めだ。食べるときに鍋を煮立たせ、器に盛っておろしショウガ、小ネギの小口切りを添えれば完成だ。

味噌汁とはいっても、このキノコ汁はひと口すすると、

キノコの旨味たっぷりの素朴な味
何ともいえない郷愁に包まれる味だ。素朴な味噌味に溶け込んだキノコの旨味が絶品で、すぐにおかわりしたほど。どれほどの旨味かというと、豚肉の存在を忘れるほどで、しかもキノコの傘のつるっとした食感や、ぎゅっと歯応えのある柄の部分、しゃきっとしたキノコなど、歯触りもさまざまでキノコの種類が多いと食の楽しみが増すというものだ。おろしショウガで後味もすっきりとなるので、酒宴の締めには最高の1品。いやいや、これがあると食が進むこと請け合いの料理である。
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