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はじよう おとこの手料理 案内人 深川 達哉 懇切丁寧な調理動画で、初めてでも作れる季節の旬菜料理
旬菜編−旬菜12か月 2007.7.18更新

    連載 第18回   料理指導 関口絢子(料理クリエイター)

今日の旬菜 茄子 「焼き茄子のゼリー寄せ」「茄子とカジキの挟み焼き シチリア風」 低カロリー夏野菜の絶品料理!

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焼き茄子のゼリー寄せ


  材料(4人分)
茄子 4本
ゼリー:粉ゼラチン 5g(冷水大さじ2で溶く)、固形スープの素 1個(水300ccで溶く)、ショウガ 1かけ、塩 小さじ1/2
トンブリ 大さじ4
ミョウガ 1本
小ネギ 4本

最初にゼリーの準備をする。鍋に水300ccと固形スープの素1個を入れて火にかける。粉ゼラチン5gはコップなどに冷水大さじ2杯で溶いて2〜3分放置し、十分にふやかし戻しておく。ゼラチンの基本は300ccのスープやダシに対して8gだが、この料理では緩めに固めるため5gにした。

次にショウガの輪切り1かけ分を鍋に入れる。鍋の固形スープが溶けてショウガの香りが立ってきたら火を止める。すぐにゼラチンを入れたいところだが、ぐらぐら煮立っているところに入れると、ゼラチンの動物性たんぱく質が壊れてしまうので、一呼吸おいたところでゼラチンを加えて軽く混ぜ、塩小さじ2分の1を入れて味を調える(ゼラチンを入れたらもう火にはかけない)。

ヘタのところに包丁の刃を当て、茄子を回しながら切れ目を入れて
ヘタを取り除く
茄子は網焼きにして、皮全体が黒く焦げるまで焼く

茄子はヘタのぎりぎりのところに包丁の刃をあて、茄子を回しながら切れ目を入れた後、ヘタを取り除く。これを網で焼く。火は強火で、茄子には触らず皮が焦げてくるのをじっくり待つ。茄子の表面に細かい水滴が滲み出て、やがて焦げた臭いがしてきたら、皮が黒く焦げているのを確認してから裏返し、反対側も同様にしっかり焦げ目を付ける。こちらは最初より短い時間で済む。このときは最初が4分、裏返して3分ほどで焦げ目が付いた。


涼やかな味にとろける茄子


焼き上がった茄子はすぐに氷水に移し、粗熱が取れたら手で皮を剥く。皮は真っ黒に焦げているが、果肉はきれいな薄緑で、そこにうっすら茶色の焼き色が付くぐらいがいい。皮を剥いたらヘタを切り取り、タテに5〜6等分に割いたらキッチンペーパーに包んで軽く水気を絞ってからゼリーの鍋に入れる(長茄子を使うのであれば、鍋に入れる前に食べやすい大きさに切っておく)。鍋の粗熱が取れたら、蓋付きの容器に移して、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。

容器の中で固まったゼリーは、スプーンで崩してから器に盛る。その上にトンブリ、小ネギの小口切り、刻んだミョウガをのせれば完成だ。

焼き上がった茄子は、すぐに氷水に移して皮を剥く。ヘタを切り取り、5〜6等分に割いたらキッチンペーパーに包んで水気を絞る

固まっているゼリーは、スプーンで軽く崩してから器に盛る

シンプルな調理なのに、食べて驚きの味でしたね。スープの旨味をたっぷり吸っているが、旨さはそれだけではない。口の中でとろけるような茄子の、ほんのりとした甘みがさらに味わいを深くしているのだ。それにトッピングもこの料理にベストマッチ。トンブリは箒(ほうき)作りに使うホウキギ(ホウキグサ)の実を水煮した市販品で、畑の数の子、畑のキャビアなどといわれるように、ぷちぷちとした食感がとろけるような茄子の味わいに変化をもたらし、ミョウガのしゃきしゃきとした食感と爽やかさも、この料理に欠かせぬ脇役になっている。

なにしろ簡単でこんなに美味しくできる料理も珍しい。この涼やかな味わいは夏ならではの1品、ぜひお試しあれ。

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