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2007.5.9更新 |
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春〜初夏だけの掘りたての風味
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| 普通のものに比べ、新ジャガイモは水分が多く、皮が薄いのが特徴だ |
ポテトチップス、ポテトサラダ、肉ジャガにマッシュポテト、ジャーマンポテトなどなど、世界中で食べられているのがジャガイモだ。手間をかけずに、蒸したジャガイモにバターや塩辛をトッピングして食べるのも美味しい。とまあ、これほど多種多様に料理されている芋も珍しいのではないだろうか。野菜という枠を越えて、まさに世界の主要食物である。
原産は南米のアンデス高原といわれ、16世紀にスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれた。それがまたたく間に世界中に広がっていったのである。日本に伝わったのは江戸時代。オランダ船で現インドネシアのジャカルタから持ち込まれたことからジャガタライモと呼ばれ、それがジャガイモになった。またジャガイモは馬鈴薯(ばれいしょ)ともいうが、中国での呼び名からこの漢字をあてた説、形が馬の首に掛けた鈴に似ているところから付いた名前など、こちらには諸説ある。
冷涼でやせた土地でも育つジャガイモだが、これがじつに栄養が豊富。果実と同等のビタミンCを含み、しかも白菜やほうれん草などと違い、でんぷんに包まれているため、加熱しても壊れにくいのが特徴だ。また、ガン予防に効果のあるレクチンや食物繊維も豊富だから、積極的に食べたい食材でもあるのだ。
じつはこのジャガイモ、年中出回っているが、通常は収穫後2〜3か月は低温の乾燥した場所で休眠させてから出荷されているという。この休眠期間にジャガイモの水分を抜き、味を濃くしているというのだ。ところが春から初夏にかけて、掘りたてのジャガイモが店頭に並ぶ。それが新ジャガイモで、皮が薄く水分も多いのが特徴だ。それだけに従来のほくほく感よりクリ−ミーな食感がこの時季だけ味わえる。その味わいを存分に生かしたのが、今回紹介する「新ジャガイモの煮ころがし」と「新ジャガイモの和風ピザ」。調理は意外に簡単で、懐かしい味、新しい味が楽しめる2品である。