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はじよう おとこの手料理 案内人 深川 達哉 懇切丁寧な調理動画で、初めてでも作れる季節の旬菜料理
旬菜編−旬菜12か月 2007.2.21更新

    連載 第8回   料理指導 関口絢子(料理クリエイター)
今日の旬菜 ほうれん草 「ほうれん草のカレーとターメリック・ライス」「サーモンとほうれん草のミルフィーユ仕立て」 甘みが増す冬のほうれん草料理は、この2品がお奨め

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ほうれん草のカレーとターメリック・ライス


ほうれん草のカレーとターメリック・ライス   材料(4人分)
ほうれん草 2把
玉葱 大2個
トマト 中3個(うち、盛り付けの飾り用に1/2個使用)
ショウガ 1かけ分
鶏の胸肉 2枚
カレー・スープ:カレー粉大さじ1、コリアンダー(粉末)大さじ1、クミンパウダー大さじ1、カイエンペッパー小さじ1、シナモン・スティック1本、ローリエ2枚
ターメリック・ライス:米2合、固形スープ1個、ターメリック少々、バター10g、ローリエ1枚

ほうれん草料理の材料

まずはターメリック・ライスを準備する。カレーは普通のご飯でもいいが、さらに美味しく食べるならターメリック・ライスがお奨めだ。

米2合を洗米し、通常の炊飯と同量の水を炊飯器に入れたら、細かく砕いた固形スープ1個に、ターメリックを水が黄色くなるくらい加え、バター10g、ローリエの葉1枚を入れて炊飯する(ターメリックは入れ過ぎると臭みが出てくるので注意する)。


炊飯前のターメリック・ライス 炊き上がったターメリック・ライス
通常の炊飯と同量の水を入れたら、固形スープ、ターメリック、バター、ローリエを入れて炊飯。
ターメリックは水が黄色に変わる程度でいい。入れ過ぎると臭みが出るので注意する

映像を見る 02.ターメリック・ライス

次はほうれん草の下茹でだ。鍋にお湯を沸かし、塩を適量入れて(鮮やかな色にするため)、火の通りにくい根元を数秒茹でたら、葉も熱湯に潜らせる。ほうれん草は火の通りが早く、すぐに鮮やかな緑に変わるので、そうなったら氷水に浸けて色止めする。次のミルフィーユ仕立てでも下茹でするので、ここで一緒に準備するのもいい。

氷水から上げたほうれん草は水気を絞り、根元を切り取ってから2〜3cm幅に切る。玉葱も根元を切り取り、繊維に沿って薄くスライスする。これは後でじっくり炒めるので、薄いほど早く炒めることができるのだ。トマトはヘタを取り除き、ザク切りにする(2分の1個は盛り付け用に取っておく)。鶏の胸肉は皮や余分な脂を取ってからひと口大に切る(今回はヘルシーにするため胸肉の皮や脂を取ったが、そのまま使ってもいい。また胸肉よりコクが出るもも肉でもいい)。


映像を見る 03.下茹で
 
映像を見る 04.下ごしらえとスパイス・ブレンド

キツネ色になるまで炒める玉葱が味の決め手

玉葱は当初の量の6分の1くらいまで少なくなり、キツネ色になるまでじっくり炒める。この間玉葱は、驚くほど甘味を増し、カレーの味の決め手となる

映像を見る 05.炒める〜煮込む

カレーで用意するスパイスはカレー粉、コリアンダー(カレーに爽やかさを与える)、クミン(カレーらしい香りを持つ)を各大さじ1。カイエンペッパー(いちばん辛い唐辛子の粉末で、辛味が苦手な人は少量にするか、もしくは入れなくてもいい)小さじ1に、シナモン・スティック(甘みを足す)1本、そして臭み消しと風味付けでローリエの葉2枚を用意する。

弱火にかけた鍋にバター30g、スライスした玉葱、ミジン切りしたショウガ1かけ分を入れてじっくり炒める。玉葱は、鍋に入れたときの量の6分の1程度になり、キツネ色に変わるまで、焦がさないようにして気長に炒める。量が減り、色が変わるほどに、辛味のあった玉葱がどんどん甘くなってきて、これが後に味の決め手となるのだ。

玉葱を充分炒めたら、トマトのザク切りとスパイス類、シナモン・スティックを2〜3本に割って加え、軽く炒めたら、水600ccと固形スープ2個、ローリエを入れ、こまめにアクを取りながら20分程度煮込む。

甘さと辛さの絶妙な一体化!

鍋でカレーを煮込んだら(上写真)、粗熱を取り、ローリエとシナモン・スティックを取り出してミキサー(フードプロセッサー)でピューレ状にしてから(写真下)、鶏肉を入れて再度煮込む

映像を見る 06.ピューレ〜煮込む2
〜盛り付け

煮込んだ鍋にほうれん草を入れ、2分ほど煮たら火から下ろして粗熱を取り、ローリエの葉とシナモン・スティックを取り除いてミキサー(フードプロセッサー)でピューレ状(ペースト状より粗め)にする。これを再び鍋に戻して、鶏肉を加えて煮込んでいく。10分くらいで肉に火が通るので、塩で味を整える。

皿に炊き上がったターメリック・ライスを盛り、そこにカレーを添え、その上に盛り付け用に賽(さい)の目に切ったトマトをのせれば出来上がりだ。

じつは、ほうれん草を加える前の煮込み段階で味見をさせてもらった。このときは最初に甘みがさっと口の中に広がり、その後、舌を刺すような辛味が襲ってきて、なんとも刺激的な味だったのである。それが20〜30分後にガラリと味が変わっていた。

ほうれん草を入れて煮込み、ピューレにして再度煮込んだら甘みも辛味も角が取れて、まろやかな味となっていたのだ。香ばしく味わい深いターメリック・ライスとの相性は抜群。いや、スープだけでも酒肴になるほど美味しい。関口さんによれば、一晩寝かせるとさらにまろやかな味になり、また冷凍保存もできるという。

「ポパイ」世代のボンビバンにとって、カレーは黄色か茶色のイメージがあるが、緑のカレーは、なるほど力が湧いてくるような新鮮な味なのである。


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