詰め物をしたらキャベツの形に戻す
 |
 |
 |
 |
 |
| 茹でた葉の上にタネをのせる。タネを3層に重ね、布巾を持ち上げて「巾着」のように形を整えたら裏返してタコ糸を放射状にかけ、指が入るくらい緩めに結ぶ |
 |
 |
05.キャベツの成形 |
|
タネができたら、先に茹でた葉の間にこのタネを挟み、再びキャベツの形に戻していく。
用意するのは大判の布巾と料理用タコ糸だ。水に濡らして固く絞った布巾をまな板の上に広げ、キャベツの葉を30p径ほどの円を描くように並べる。イメージするのは葉を剥がす前のキャベツの形。巻き上がったときに根本側が上にくるように作るので、葉先側が真ん中にくるように重ねていく。
最初に敷くのは色が鮮やかで大きな葉がいい。数枚敷いたら、その上の7割ほどのスペースにタネの半分を平らにしてのせる。その上にまた葉を2層になるように数枚敷き、残りのタネの3分の2を広げ、さらに葉を敷き、最後のタネは丸めてのせる。横から見ると、裾野がゆったり広がる小山のような形になる。
ところで、葉を敷くとき、葉に芯があれば、敷く前に包丁でそぎ取って平らにしておくと後の作業がらくになる。
重ねた葉と挽き肉は、布巾の四隅を持ち上げてまとめ「巾着」のように絞って丸めていく。形が整ったら布巾を開き、形を崩さないようにして裏返しにし(ここで根本側が下になる)、料理用タコ糸で最初は十字に掛け、その十字の間に放射状に糸を回して結ぶ。糸は指が入るくらい緩めがいい(映像参照)。

旨味が染み込んだキャベツの深い味わい
鍋にキャベツの半分ほどが浸るくらいの水を入れて火にかけ、その水の量に応じたコンソメスープの素(一般に水300ccに固形コンソメ1個)、塩1〜2つまみ、コショウ適量を加え、ローリエ(ローレル)の葉を大きいものは2枚、小さければ5枚程度入れ、タコ糸で縛ったキャベツを入れる(ここにパセリの茎や余ったキャベツの葉や茎、冷蔵庫の残り野菜などを加えて一緒に煮込んでもいい)。
 |
 |
 |
| コンソメスープに香味野菜を入れ、蓋をしてとろ火で25分程度煮る |
 |
 |
06.煮込み〜盛り付け |
|
鍋に蓋をして、とろ火で25分ほど煮込み、煮上がったら、木ベラなどでキャベツの下を支え、タコ糸を持ってスープを切ってから、まな板に移し、タコ糸を外して切り分ける。切り分けたら、やや底の深い皿に盛り、スープをたっぷりかけ、粒マスタードを添えて完成だ。
キャベツの姿煮を切ると、ボリュームたっぷりの挽き肉が顔を出す。さらにパプリカの鮮やかな赤が食欲を刺激する。で、これが、コクがあるものの意外にさっぱりとした味わいなのである。なにしろキャベツが甘い。それもスープや豚挽き肉の旨味をたっぷり吸い込んでいるから深い味わいだ。だから写真にある2切れもペロッと食べてしまう。これからの寒い季節には格好の洋風鍋料理といえるし、熱燗にもワインにも似合う料理だ。
|