もちもちの食感が秋の味わい
盛り付けでのポイントは2つ。ポン酢醤油に一手間かけることと、薬味をたっぷり用意することだ。
まず、事前に作ったポン酢醤油は適量取り出し、総量の半分程醤油を足す。そこに水気を絞ったダイコンおろしを1つかみと1片分のニンニクおろし、ニンニクと同量かそれより多めのおろしショウガを入れる。ダイコンおろしはカツオにタレが絡みやすくするためだ。また醤油を足すのは、カツオや薬味から出る水分がタレを薄めるので、それを見越してタレを濃くしておくのだ。
皿にダイコンのツマを敷き、水で戻して食べやすい大きさに切ったワカメ(ポン酢醤油やカツオとの相性がいい)を散らし、その上に大葉をのせたら、1p超くらい厚めに切ったカツオを並べる。その上にニンニクの千切りとタマネギのスライス、ミョウガのミジン切りを散らしたら、1度盛り付け全体を軽くたたき、そこにタレをたっぷりかけ回したら再度たたいて万能ネギを散らす。たたくのはタレと薬味をカツオに馴染ませるためで、これが料理名の由来だ。
ひと口食べて戻りガツオの旨さを実感しましたね。もちもちとした肥満状態のカツオの食感と濃厚な味は上りガツオと異なって、秋の訪れを感じさせる。しかも薬味がたっぷりだから口の中も爽やかで箸が進む。それというのもタレが格別美味しいからだ。ポン酢醤油作りのとき、冷蔵庫に寝かせる前と後の味見をしたが、寝かせる前でも充分に美味しいと思ったタレが、寝かせた後はカツオ節、昆布の旨味が出て、じつにまろやかでコクのあるものに変身していたのだ。ぜひともカツオのたたきは、自家製ポン酢醤油で食べていただきたいものだ。
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