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釣魚12か月
料理のコツ


はじめようおやじ流手料理

釣魚編−釣魚12か月 連載第1回
三 調理編 <スルメイカ>  旨味の宝庫、「肝」を食べずしてスルメイカを語るなかれ!  釣魚料理指導=細山和範(船宿割烹「汐風」店主)

スルメイカ
映像を見る 01.下処理(ゲソ)
 ヤリイカ、アカイカ(地域によってはシロイカとも呼ぶ)、アオリイカなど美味しいイカと並ぶと、はっきりいってスルメイカ(マイカともいう)は格下になる。しかし先のイカにないスルメイカだけの旨さがある。旨味含有量120%とでもいいたい肝がそれだ。イカの塩辛の素になっているものだが、肝はそれだけではなく、さまざまな料理で味わえる。一度その旨さを知ると、以後スルメイカの見方が変わるほどだ。秋になると、その肝がパンパンに大きくなってくる。このときがまさに食べごろなのである。
 そこでここでは、鮮度のいいスルメイカの肝を使った絶品の二品を紹介しよう。
 最初はソーメンのツユでも、ワサビ醤油でもない、特製肝ダレで食べるイカ・ソーメン。
特製肝ダレ付きイカ・ソーメン
 イカは肝ごとゲソ(足)を胴の付け根から引き抜く。胴はエンペラ(耳ともいう頭部の三角部分)を外し、なるべく水洗いをせずにタオルやペーパータオルで汚れを取り、骨・皮も取り除き、できるかぎり細く切っていく。
 一方肝は、スミ袋をつぶさないよう丁寧に取り除いてから、まな板にこそぎ出して包丁で叩く。そこに味噌を親指の先くらいの量加え再度叩いたあと、アタリ鉢に移して七味唐辛子、醤油数滴、ミリンを醤油の2倍ほど加えて混ぜていく。これで特製肝ダレの出来上がり。ワサビ醤油のあっさり味に比べ、特製肝ダレは濃厚でじつに深い味わい。この肝ダレだけ舐めても酒が進む。いわゆる「コク」というのは、こういう味わいのことをいうのだろうと思いましたね。
映像を見る 03.肝ダレ作り
材料
スルメイカ
味噌
七味唐辛子
醤油
ミリン

ゲソのホイル焼き
 残ったゲソは、肝仕立てのホイル焼きで調理する。
 ゲソ、タマネギのスライス、エノキ茸、切れ目を入れた肝袋をアルミホイルに入れる。そこに塩・コショウ、2cm角くらいのバターを2個、酒少量、醤油数滴垂らしてアルミの口を閉じる。それを網焼きかフライパンにのせて蒸し焼きにするだけ。ふさいだアルミの口から蒸気が上がれば出来上がり。タマネギの甘味とあいまった肝が絶品のソースとなって、口に運ぶたびに食欲を刺激される美味しさ。しかも失敗のない料理なので、これはお奨めだ。

材料
イカゲソ
タマネギのスライス
エノキダケ
コショウ
バター
醤油

映像を見る 03ホイルの盛りつけ〜蒸し焼き

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