料理を一味もふた味も変えるハーブの効用
ハーブといえば、草の葉のようなものと思われがちだが、広い意味では薬草や香味香料植物全般のことをいい、ショウガやニンニクのような根のもの、ハイビスカスやラベンダーのような花を利用するもの、樹皮(シナモンなど)や果物の皮(オレンジピールなど)もハーブの仲間だ。
その中でも草(小さな木本も含む)の葉を中心としたハーブは、緑が濃くなっていくこの深緑の季節に味も香りもしっかりしてきて美味しい時季となる。ハーブに関心がない人ならば、プランターに栽培されたさまざまなハーブを見ても雑草にしか見えないかもしれない。しかし西洋料理の長い歴史のなかで、数ある草のなかから香り付けはもとより、臭み消しや薬効などの効用を持つ、選ばれた草がハーブなのである。 料理指導の関口さんによれば、それまでチキンソテーでは塩・コショウで味付けしていた友人が、あるとき刻んだタイムを加えたらガラリと風味が変わり、レストランの味になって驚いたという。それほど料理をひと味もふた味も変える効果があり、かつ健康にもいいのがハーブだ。和食でいうなら大葉や葱、ミョウガなどがそれにあたる。この時期が旬だというのもそれで分かるだろう。 これがあるとないとでは、料理の風味、味の豊かさが変わるといえば想像できるのではないだろうか。どちらにしても料理では脇役として不可欠な材料でもあるが、今回はそんなハーブを主役にして、なんとも美味しい料理を3品、「ジェノバペースト」とこのソースを使った「パスタジェノベーゼ」、そして「ハーブポテト」を紹介する。 どれもハーブ抜きには味わうことのできない料理で、香りや風味が絶品。しかも調理はいたって簡単だ。これを食べると、もう草みたいとはいってられなくなるほどハーブに興味を持つこと間違いなしで、ぜひ1度お試しいただきたい料理なのである。 |
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