おとなのたまり場 > いつでも Bon vivant > はじめよう おとこの手料理 > 初夏の味覚(1)
はじよう おとこの手料理 案内人 深川 達哉 懇切丁寧な調理動画で、初めてでも作れる魅惑の特選料理
楽食編−楽食12か月 2008.5.8更新

    連載 第12回   料理指導 細山和範(船宿割烹「汐風」店主)

  頁1 頁2 頁3

メカブのネバネバ冷製うどん

 
映像を見る 04.下ごしらえ
材料(3人分)
メカブ 1株
カリカリ梅干しの梅肉とジャコ 各大さじ1
ツナ缶 小1個
長芋 長さ4cmほど
ピーナッツ 10粒
冷凍うどん 2玉
市販のめんつゆ 大さじ2
旨味調味料 少々
鰹の削り節 適量
刻みノリ 適量
ワサビ 適量

納豆、オクラ、とろろなど、ネバネバ系の料理が好きな人にはたまらない1品がこれ。
  まずピーナッツは先の「上り鰹の中華風カルパッチョ」と同様に袋に入れて細かく砕いておく。長芋は5cmほどに千切りにしたら変色を防ぐため酢水に漬けておく。カリカリの梅干しは食感が残る程度に粗く切りジャコを混ぜておく(写真のように細かく切った梅肉とジャコを混ぜた市販品もある)。

次にメカブの下ごしらえだが、これは水気をよく取ってから行なう。
カリカリ梅は食感がわかる程度に粗く切る。写真のようにカリカリ梅とジャコを混ぜた市販品も出ている
というのも、メカブは水分を含むとヌメリが出てきて俎板の上でも滑って切りにくくなるからだ。そこで俎板の水気もよく拭き取っておこう。

メカブは芯(茎)のところからタテに半分に切る。次に芯を下にして俎板に置き、襞(ひだ)が向く方向に手で押さえてから、できるだけ細く切る。最後のほうは切りにくくなるので包丁で叩いて細かくしてもいい(もし多めに切ったらラップに包んで密封袋に入れて空気を抜き、冷凍保存しておく。これで1年近く保存できると細山さんは言っていた。使うときは解凍してから湯通しする)。これを熱湯に入れると一瞬で鮮やかな緑色に変わるので、すぐにザルにあげてお湯を切り、ボウルに移してかき混ぜ、粘りを出すようにする。お湯に長く入れておくと粘りがなくなるので、この作業は手早く行ないたい。
メカブは芯のところから半分に切る。芯の方を俎板に置き、襞が向く方向に手で押さえて細切りにする

しっかり粘りを出すのが旨さのコツ

海の風味がいっぱいのネバネバうどん
映像を見る 05.味付け
映像を見る 06.盛り付け

粘りが出てきたメカブに旨味調味料を少々入れて混ぜ、そこに油を切ったツナを加えて混ぜる。次にカリカリの梅肉とジャコ、水気をよく切った長芋の千切りを入れて混ぜる。最後に市販のめんつゆを原液のまま大さじ2を加えてよく混ぜる。混ぜるほどに粘りが出てくるので、ここはしっかり混ぜて粘りを出しておく。これがうどんと絡むので、味見をしてちょっと濃い目に仕上げるのがコツ。ご飯にのせて食べるなら、それより少々薄めにしたほうがいいと細山さんは言っていた。

冷凍うどんはお湯に入れて麺がほぐれる程度に熱したらザルに取ってお湯を切り、流水にさらして麺が冷えたら水気をよく切って皿に盛る。
細切りしたメカブは湯通しする。一瞬で緑色に変わるので、すぐにザルに上げてお湯を切り、ボウルに移してしっかり混ぜて粘りを出す

その上に、うどんが隠れるくらいたっぷりとメカブをかける。そこに砕いたピーナッツを全体に散らし、鰹の削り節、刻みノリをのせ、好みでワサビを添えたら完成だ。

うどんとメカブをよくかき混ぜてから食べるのがいい。
メカブに粘りが出たら、油を切ったツナ、カリカリ梅とジャコ、長芋を入れて混ぜ、最後にめんつゆを原液のまま大さじ2ほど(味見して好みで調整)入れ再度混ぜる。メカブは混ぜるほど粘りが出てくるので、ここでよく混ぜておきたい
ネバネバ料理だからズルズルすすると、鰹の削り節の香ばしさが口の中に広がり、もちもちのうどんをちょっと咀嚼したらすっとノドを通過していく。このノドごしがじつにいい。このとき、メカブが磯の爽やかな風味を残して初夏の季節感を感じるのである。カリカリ梅はその食感と酸味で、この料理には欠かせぬ存在感でアピールする。真夏の食欲減退のときにも、これならぺろりと食べられるほど美味しい。その日のために、多めにメカブを切って冷凍保存しておくことをお奨めしたいほど。ぜひお試しいただきたい1品である。


前のページへ戻る  
楽食12か月 バックナンバー
旬菜12か月 バックナンバー 釣魚12か月バックナンバー 料理のコツ バックナンバー


おとこの手料理トップへ戻る TOP