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●撮り方は十人十色
――山並みの奥に真っ白い富士山、真っ青な空に形のよい雲、手前に湖がひろがっています――こんな風景を想像してください。この景色のどこからどこまで切り取れば好みの写真になるのか。それを考え、カメラのファインダーに収めるのがフレーミングです。
同じ風景でも切り取り方は十人十色です。Aさんは富士をアップで撮りたい、Bさんは森と湖に映る逆さ富士を、Cさんは青空と雲を入れて雄大な景色を撮りたいと考える。このように「私のお勧めはここですよ!」と伝える内容は変わり、それぞれ持ち味が出てきます。
撮り方は十人十色といいますが、それはフレーミングの違いによるものなのです。
写真を撮る際に、フレーミングは自分が伝えようとしている内容を限定する重要な意味をもっています。
●フレーミングの実践的なヒント
(1)被写体をいかに見せるかと同時に、いかに見せないかを考える。どこまで切り取るかということと、画面から不必要なものを外す。
(2)そのためにまず自分の目でたしかめる。ファインダーで決める前に被写体の状況をよく見る。小さなファインダーでは確認できない邪魔なものがある。
(3)どんな被写体にもよく見えるベストポジションというものがあるはず。不精をせずに自分が動ける場合は移動してアングルをさがす。
(4)フレーミングに適したレンズを選択する。先に書いたAさんは望遠系、Bさんは標準系、Cさんは広角系のレンズになるでしょう。ズームレンズなら微調整ができて便利。
(5)つぎに、フレーミングで切り取った画面を構図によって整えて仕上げる。
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