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●実際に写る画像でボケを確認してみる
「一眼レフのカメラだからファインダーで見たとおりに写る」と漫然と信じて写真を撮っていませんか?
ファインダーに見えている画像は、いつでもそのカメラに装着しているレンズの開放値の画像です。絞り値をf8.0とかf16にセットしていたとしても、ファインダーを通して見ている画像は、f2.8の明るさのレンズなら絞りf2.8の画像であり、f4.0のレンズならば絞りf4.0の画像なのです。
カメラマンなら、撮りたい画像を開放値で見るより、実際にセットした絞り値の画像がどんなものか確認したうえでシャッターを押したいと考えますね。
カメラにはそのためのボタンがあります。プレビューボタン、あるいは絞込みボタンというものです。
仮に今あなたが公園で遊ぶ子供を撮るとしましょう。使うレンズの明るさはf2.8として、絞り値をf8.0にセットし、子供の顔にピントを合わせてファインダーを覗きます。背景の電柱やビル群はいい具合にボケています。しかしプレビューボタンを押してセットしたf8.0の画像を見ると、すぐ後ろのフェンスや電柱はシャープで、ビル群もかなりはっきりして、全体にうるさい感じです。
このように、子供だけでなくフェンスや電柱までピントが合ってみえる範囲のことを「レンズの被写界深度」といいます。
撮影の時、一般的には被写体をふくめ前後にどこまでシャープに描写したいかを決定する場合に、この被写界深度を使います。今回のテーマとして取り上げた「ボケのコントロール」は、被写界深度からはずれた領域を利用するテクニックです。
深度からどれくらいはずれたら、どんなボケになるんだろう? こんなふうに考えながらあなたのいつも使うレンズでテストしてみるのも楽しいエクササイズになります。
●被写界深度とはフォーカスが合っているように見える範囲のこと
被写界深度について理解を深めるために整理してみました。参考にしてください。
*絞りを絞り込めば(値を大きくすれば)深くなり(範囲が広くなり)
絞りを開ければ(値を小さくすれば)浅くなる(範囲が狭くなる)
*被写体とカメラの距離が遠くなるほど深く、近いほど浅くなる
*レンズの焦点距離が短いほど(広角)深く、長いほど(望遠)浅くなる
*ピントが合っている位置より後ろ側に深く、前側に浅くなる
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