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「写真を撮るとき、どう撮ったらいいかとあれこれ考えたり、迷うことが多くなったのですが、そんなとき、何かいい考え方とか、対処法はありませんか?」
「その迷いを具体的に話してみてください」
「これまででしたら、いいなと思ったモチーフ(撮影対象)を見つけ、見つけ出せたら迷うことなく撮っていたのですが、最近はなかなかシャッターを押せなくなったのです」
「思い当たる理由がありませんか?」
「たぶん、2つあります。ひとつは、これが写真になるかと考えるようになったことと、もうひとつは、もっといい撮り方があるんじゃないかと、欲が出てきたことでしょうね」
「私が見るところでは、撮るのがすばやいですね。早く撮るということは、モチーフによっては大きなメリットになりますが、モチーフが動かなかったり変化しないときは、じっくりながめてどう撮るか、それをもっと考えたほうがいいでしょう」
「その考え方がわからないんですが……」
「考える基本があります。これまででしたら、操作はカメラまかせで、何を撮るかに集中すればよかった――、そうでしょう?」
「はい、そのとおりです」
「マニュアルであれ、オートであれ、それは簡便な撮り方ですね」
「そうでしょうか?」
「だって、見たらすぐパシャッと撮ってしまって、どう撮ったらモチーフを効果的に表現できるか、それを考えていないのでしょう?」
「はあ???」
「モチーフを3次元でよく見てどう撮るか、さらに背景をどう組み合わせ、どのように表現するのが効果的か、それを考えるのです」
「具体的な方法がありませんか?」
「それがアングルとポジションです」 |
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「電線を画面に入れたくないとか、看板がジャマだとか、撮りたくないものが入ってしまうとか、そういう経験はあるでしょう?」
「あります。あります。看板と電線はほんとにジャマですね!」
「ジャマなものをどうやって排除するか、必要なものをどうやってクローズアップするか、それがアングルとポジションの考え方です」
「なるほど!」
「アングルとは、モチーフの上下の視角のことです。上からハイアングル、アイレベル、ローアングルの3つの視角があります」
「立ったままの視線―アイレベルだけでなく、上から見たり下から見る視角も考える、というのがアングルですね」
「そのとおり。で、ポジションというのは、前後左右の動きです。被写体とどのような距離を置くか、どのような角度で向き合うか、それを選択します」
「そういわれると、気がつくことがあります。先生はよく被写体の周りを回って見ていますね」
「背景の足し算(画面に入れたい)や引き算(画面に入れたくない)と、主役を引き立てる算段を考えているのです」
「むずかしいものですね」
「いや、誰でも多少はそう考えているのですよ。しかし、なぜそうするか、その意味がわかれば、いつでもそうして撮るようになります」
「よくわかりました。これからはじっくり撮る習慣を身につけるようにします」 |
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| 汐留駅からカレッタ汐留に昇る階段。後姿のいい人が通りすぎるのを待って下から視線で眺めると、地上が明るく輝いて、まるで天国に通じる階段のようだ。スポット測光で階段の模様に露出を合わせる |
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人物の後姿を配したドラマチックな風景でいい作品だ。光の捉え方がうまい。露出の選択が正しかった。ずっと上まで続く階段がやや霞んで写真に奥行き感が表現できたのがよかった。
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| 汐留シオサイトのビル群に抱かれるようにひっそりとたたずむ浜離宮の茶屋。雪吊りが静かな池面に映って、典型的な冬の観光写真になった |
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| 円錐形の雪吊り松が画面に季節感を添えて心の和む作品になった。雪景色ならどれほど素晴らしい風景かと思われる。もう少しカメラを退いてビル群を多めに取り入れたら対称の面白味が出たと思う。正確な露出と構図のよさが光る作品。 |
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| 坂を撮りに高輪近辺に出動。魚藍坂は江戸情緒と高輪白金地区のオシャレな雰囲気が混在している。魚藍観音のお地蔵様の赤布が、リアルな躍動感を与えてくれる気がした |
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| 赤い六地蔵をポイントに味のある坂道が表現されている。対象をよく見つめ無駄のない構図が画面を引き締めている。素直に共感できる作品。 |
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