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「大先生、いろいろ教えていただいて、ようやく『撮りたい写真をさがせ』といわれた意味がわかってきたように思います」
「自分はこんな写真が撮りたいというこだわりや強い思いがなければ、納得できる写真はとれないものです」
「今は、習作と作品の区別がつかない段階ですが……」
「そうですか。では、撮りたい写真がわかりかけていると?」
「はっきり意識しているわけではないのですが、自然と人間、文明の接点に興味があります」
「具体的には、どんな写真でしょうか」
「今まで撮った写真では1ページに掲載した写真です。モチーフは3つあって、『風』『文明の黄昏』『少年時代』ではないかと……」
「なるほど、3つですか」
「それと、美しいと感じたときは、それを撮っています」 |
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「では、そのジャンルをもっと追求して、好きな写真、撮りたいモチーフをさがしてみるといいでしょうね」
「さがすといっても、どんな方法がありますか」
「雑誌や写真集などでいろいろな写真を見て、自分好みの写真とはどんなテイストの写真なんだろうかと分類し、見つかったらじっくり観察し、分析してみることで、進む道がわかってきます」
「観察と分析ですね」
「写真家が表現しようとしているこだわりや思いを感じ取ることです」
「まず、真似をしてみることから始める、ということでしょうか」
「それもひとつの道です。それに、忘れてはいけないことは、楽しく撮るということです」
「では、技術の向上は、どんな目標を持てばいいのでしょうか」
「被写体をどう選ぶか、それを表現する光の具合、撮影のポイントなども、写真を見て推定するのです。それを自分なりに工夫して、具体化するのが撮影テクニックですよ」
「なるほど、わかったような気がします。撮ることが楽しくなってきていますから」 |
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