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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾 藤森元之 プロフィール
実践編 写真をさらに楽しく続ける! 第6回 露出コントロールで写真を楽しむ
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今回は場所よりも「夜明け〜朝」という時間帯をテーマとした。日の出前の暗いうちに場所を決め、日の出を撮る予定だが、タイミングが勝負なので、日の出を撮る場所を決めるためにロケハンをしなくてはいけない。

 

f6.7 1/125秒 ISO 800
コメント
まだ日が昇らないとき、カメラまかせの露出でどのように写るか試した最初の1枚。見た目以上に明るい。28mmという広角のパースペクティブは高層ビルの高さと街灯を歪ませ、現実ばなれした印象を与える
講評
もっとロウアングルで街灯を主役にしてみる。露出のテスト撮影でも、撮るならしっかり取り組む姿勢が大切。

f6.7 1/500秒 露出補正-1 ISO 800
コメント
臨海副都心のシンボルとしてフランスから贈られたという「自由の炎」のオブジェが金色に輝き始めた。空はまだ明けていないので、ややアンダーにしてシンボリックな写真にした
講評
着眼と狙いはベリーグッド、露出補正もねらいを表現するうえで正しい判断といえる。構図にやや緩みがあって残念。メインの「自由の炎」を画面の中央に据えて強調したらよかった。
 

f6.7 1/750秒 ISO 800
コメント
日の出は自然の営みが感じられる光景で、いつ見ても感動的だ。見た目以上に景色が暗く写っているのは中央部重点測光・露出優先AEだから
講評
朱く燃えた太陽が姿を現す瞬間、壮大な宇宙の営みに感動する。誰もが共有するこの思いをどう表現するのがいいか考えたい。この状況では画面の下は光のない黒いスペースがあるだけで伝えるべきものはない。むしろ空を大きく取り入れてその変化を表現するほうが素直な感動を定着できたと思う。

f6.7 1/750秒 露出補正+2 ISO 800
コメント
日の出は7時。景色がはっきり見えてくる様を撮るため、見た目に近い写真に補正した
講評
今回は露出と写真表現の実践だが、テーマにこだわる以前に意図を伝えるためにどんな絵作りをするか、まずここから決めたい。


f6.7 1/250秒 露出補正-0.5 ISO 800
コメント
曙光にアクリルの柵が赤く染まって美しいが、太陽に露出を合わせるのはむずかしい作業
講評
「こんなところを見ているのか!」モチーフを捉える新鮮な眼に刺激される。素晴らしい! だが構図にもう一工夫が欲しかった。日の出の空は色の変化も味があっていいと思うが、作者は空に興味がないのかな?

f4.5 1/90 ISO 800
コメント
フジテレビのビルの前の「美神の門」をリアルに表現しようと、マニュアルでハイキーに撮ってみた
講評
「BEST 3」に選んだ写真と同じ構図で試みたらよかった。イメージがどんなに変化するか、今回のテーマに沿った実験になったと思う。補正によって全体にハイキーに仕上がっているが、イメージに添った構図も考えたい。


f6.7 1/500秒 露出補正+2 ISO 800
コメント
背景に露出を合わせると、「美神の門」の輪郭が明け染めた光で縁取られるさまが撮れた
講評
背景を空だけにして光の輪郭を強調したい。
f8 1/2000秒 ISO 800
コメント
明るくなってシャッタースピードが速くなった。「自由の炎」に露出を合わせると、空が見た目以上に青く写る。背景はホテル・グランパシフィック・メリディアン
講評
モニュメントをすこし画面の中心寄りに据えて主役のイメージを強調したい。色調の美しさは抜群。


f8 1/1000秒 露出補正+1 ISO 400
コメント
臨海副都心の住宅地。街区表示にも文字のオブジェが配置されているのが新しい街並みの特徴だ
講評
歩きながらのスナップショットであろう、画面構成に配慮する気配もなくシャッターを押しているのがわかる。「これはいいな!」と思った時は足を止めてよく観察してみたい。そうすればはるかに魅力的なカットができていたと思う。

f11 1/350秒 ISO 400
コメント
ユリカモメの群れる浜辺は清潔だった。毎朝、行き届いた掃除が繰り返されている
講評
全体で何かを伝えるか、画面に主役を作って見せるか、この作品にはそれが伝わってこない。ユリカモメの群れる浜の美しさを表現してほしい。
 

f11 1/350秒 露出補正+1 ISO 400
コメント
人を恐れず、のんびりと散歩するユリカモメ。よく見るとかわいい顔つきだ
講評
ブレていてもいい、カモメと楽しく戯れている気分を感じるライブな写真を撮ってほしい。

f11 1/350秒 ISO 400
コメント
アーティスティックなビル群を背景に、レインボーブリッジの下を航行するボート。左から右へ進む航跡が落ち着いた画面をつくった
f13 1/350秒 ISO 400
コメント
左上から右下へ残る航跡が動きのある画面にしている
講評
どちらものどかな風景写真で気持ちがよい。遠景のビル群に対し光線の向きがよく、立体感のある描写が画面を引き締めている。特に主張があるわけではないが、出来の良し悪しを超えた温かさを感じる作品。私は下の写真のほうが好きだ。
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