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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾 藤森元之 プロフィール
実践編 写真をさらに楽しく続ける! 第2回―マニュアルで撮ると露出がわかってくる―
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f2.8 1/3000秒
コメント
湯島聖堂の石像。黒光りする狛犬と奥に鯱。石柱と組み合わせて照り具合を表現しようとした。AEだとオーバーになっていたかもしれないが、マニュアルで調整してうまく撮れたようだ
講評
通常このようなシーンをAEで撮ると、黒い部分に測光機能が引きずられて、オーバーな露出になりがちです。マニュアルでコントロールすることでうまく捉えられましたね。

f2.8 1/3000秒
コメント
抜けるような青空に祭殿と狛犬。ワイドレンズは手前にモチーフをおくことが必要だ。空の青さと、祭殿の庇の内側と、狛犬の石の質感をうまく調和させられたと思う
講評
アングルも悪くないしレンズの焦点距離も問題ないのですが、撮影データを見ると絞りが開放。このようなシーンでは、むしろf8程度の絞りを選択したほうがピントの範囲も広がり、かっちりした仕上がりになります。


f2.8 1/4000秒
コメント
神田明神では結婚式がちょうど始まるところ。スナップはタイミングが肝心で、ややアンダー。それにもっと絞って撮ればよかったと後悔したが、調整する時間がなかった。すばやい操作もワザのうちで、まだ修行が足りない
講評
積極的にマニュアル撮影を勧められない状況で、やはり露出がアンダーになってしまいました。あらかじめ待ち構えておけるようなアングルを探して、落ち着いて狙えばよい写真が撮れそうな状況なだけに残念でした。

  先生の作例 f9 1/200秒
講評
歩いてくる方向を予測して、アングルを探してみた。薄曇りだったおかげで柔らかな仕上がりになった。
 
 

f2.8 1/45秒
コメント
喫茶店で戯れに照明と飾り額を撮る。レンズが明るいので、こんなショットも気楽に撮れるが、やはり手ブレしている。何でもカメラを向けるクセがついてきた
講評
条件を考えれば手ブレは致し方ないところですが、雰囲気のある仕上がりです。温かさを感じる灯りの色味がいい。ふと目についたモチーフをうまく構成する力が備わってきました。

f11 1/90秒
コメント
湯島天神で巫女を配して絵馬を撮る。絵馬にピントを合わせたが、巫女に合わせるべきだった。マニュアル操作に慣れていないので、とっさの露出操作ができないのが残念
講評
書かれているように、ピントはやはり巫女さんに合わせるべきでした。右隅の白い看板は入れないほうがすっきりします。露出は適正ではないでしょうか。

f2.8 1/250秒
コメント
根津の饂飩屋「根の津」。黄色の暖簾が粋だ。風で舞い上がったところを撮る
講評
左右下隅に中途半端に写り込んでいるものが気になります。縦画でのれんと木の扉だけの構成にしたほうがよさそうです。また、のれんの揺れ具合は、もうすこし柔らかさのある形になるのを待ちたかったですね。
 

f11 1/15秒
コメント
根津神社の千本鳥居。奥行きをきちんと表現するためできるだけ絞る。ここまで絞ると手ブレがこわいので慎重に構えた。手前にポイントがほしいが、どうすればいいかわからない
講評
広角を使って絞りもしっかり絞って撮られています。ただ、シャッターが1/15というのは、手ブレを起こしやすい設定です。絞りを開けて、シャッターはもう一段速めを選択するべきでしょう。

f9.5 1/15秒
コメント
参拝客が通り過ぎたので、画面のポイントになるかと考えたが、どうもおさまりが悪い。もっと手前に何かほしい感じ
講評
同じシチュエーションで何かが起こるのを待ってみるのは、とても大切なことです。人物が入ってくるだけで、まったく異なった印象の作品になっています。
先生の作例 f4 1/125秒
先生の作例コメント
望遠気味のレンズ選択で、鳥居の密集感を強調。奥へのピント合わせと浅い絞りで遠近感も出してみた。


f2.8 1/125秒
コメント
根津神社の白椿。背景の朱の門構えをボカして写す。雰囲気が描写できただろうか
講評
境内をボカして背景に入れたのはよいのですが、花と門構えのバランスで考えると、もうひと回り引き気味にして、境内を見せていってもよい感じがします。椿の枝が左へ長く伸びているのも少し気になります。

f2.8 1/125秒
コメント
根津から谷中銀座に向かうへび道のスナップ。こんなガレージをこんな風情で造る人って、会ってみたい気がする
講評
画廊とうどん屋の写真でもそうなのですが、このような造形的な画面構成をする場合は、きちんと正面からカメラを構えてみましょう。水平垂直が歪んでいると、中途半端な構成に見えてしまうからです。このガレージの写真も立ち位置がもう少し左へ行けば、ガレージに対して正対でき、そうすることで画面に緊張感のある、ピシっとした仕上がりになります。


f2.8 1/250秒
コメント
へび道の垣根に咲く花を撮る。開放で手ブレに気をつけたが、ちょっと後ピンになっている
講評
路地隅の光線状況はたいてい回りからの反射光で柔らかく、写真でもその柔らかさがよく出ています。開放値の明るいレンズは、ボケも美しいのです。

f2.8 1/250秒
コメント
へび道の蕎麦屋。凝った店造りで、外壁の渋いタイルがいい味。自転車のおじさんが通りかかるのを待って撮る。もっと絞って両方にピントを合わせたほうがよかったか
講評
ただそば屋の建物を撮るだけでなく、何かもう一つ組み合わせるモチーフを待ちました。目につくものをすぐ写すのではなくて、ひと呼吸置いて状況を把握できるようになってきました。
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