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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之
写真塾中級編 写真はむずかしいが、楽しいぞ! 第6回―いい写真の選び方―
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f11 1/250秒
コメント
波を撮るだけではつまらないという意識がどこかにある。それでカモメを配置して撮ったのだが、かえってくさい写真になってしまった気がする。こんな写真を撮りたかったというのが正直なねらい
講評
これは素晴らしい作品になっていると思います。私のほうで選んだ作品のうち、かなり良いなと思った作品が3〜4点ありましたが、これはそのうちの1点です。右上のカモメかトンビだかですが、この絵柄を構成する上でポイントとなる大変重要な役割を果たしています。もしここが空だけなら、この場合に限っては、つまらない写真になっていたことでしょう。

f11 1/250秒
コメント
若い2人連れを配して撮った海。江ノ島らしい写真と思ったのだが、それが伝わるのかどうか
講評
人物のスナップは、じっと構えて待つことが難しいのですが、もう少しアングルには粘りが欲しいところでした。この写真は選ばなかったのですが、その理由としては、人物が左に偏りすぎている気がしたのと、手前のオレンジの工事用防護柵が大きめに入っていることです。しばらく待ってみて、他のより条件の良い場所で立ち止まれば、その時を狙う方が良いと思います。


f5.6 1/2500秒
講評

f8 1/320秒
講評

f11 1/1000秒
コメント
海の写真の定番は波で、しぶきが上がっていればそれだけで何とかなると思って撮った。色合いとか、波の形とか、それがよしあしを決めるのだろう
講評
何度もタイミングを計って、シャッターを押されていましたね。努力が報われて良い瞬間を捉えることができました。やや逆光気味の光線状況も、波を写すのに好適でした。
f5.6 1/45秒
コメント
山上から海岸に下る途中の、潮風で風化した廃屋。板塀の傷み具合が懐かしい景色と感じられた
講評
廃屋へのピントが少し甘めですが、夕暮れの斜光線が板塀のディテールと色合いを見せる力になってくれました。もう少しアングルを右からにすると、廃屋の草に隠れた部分が、より見えてくるのではないでしょうか? この写真では、私は別の少し暗めの露出のほうを選びましたが、ここは好みの範疇でしょう。


f8 1/350秒
コメント
波打ち際に独りたたずみ、じっと暮れなずむ海をながめる女性。何を想うのか、撮らずにはいられなかった。海の広がりと対岸の景色をどう配置し、取り込むかに悩んだ

f8 1/800秒
講評
  講評
  海辺で偶然見つけた自然なモデルさんでしたね。広い海原と物想いにふける女性の対比をうまく構成しています。夕日が、静かになった秋の浜辺のたそがれ感を演出するのに、一役かってくれました。海の面積が少し多めですが、このままアングルを下げて構えれば、空と浜辺の面積を多く取り込むことでバランスをとることができると思います。ここでも、たくさんシャッターを押されていましたが、私はこのカットは選ばずにおきました。

 

 以上が自選の15枚だが、先生が選んでくださる写真と一致するのは12〜13枚くらいはあるだろうと予想していた。ここで心配なのは、自分でたいしていい写真じゃないと選ばなかった写真が先生に選ばれてしまうことだ。自分でシャッターを切った写真の良し悪しに気づかないなんて……我慢ならないことなのだから。
 ところが、一致したのは9枚だけで、選ばなかった写真の中から6枚も選ばれたのはショックだった……。しかし、いい写真の選び方の肝がその辺にありそうな気がする。

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