| ピントの精度を高めると写真の切れ味が格段に増し、写真が伝えるメッセージ=情報量が多くなることがわかった。写真技術向上の目標がはっきりすると、苦手だったピント合わせにも努力するようになった。しかし、技術は簡単には向上しないところがもどかしい。やっぱり技術はシャッターを切った回数に比例して向上すると考えて、焦ってワザの習得をめざす必要はないのかもしれない。 いい写真を構成する要素としては、「適正な露出」と「正確なピント」は必要条件で、画面構成としては「構図を考えて撮る」「モチーフを2つ考えること」が十分条件と理解している。この2つは現状の実力と注意事項という程度の戒めだが、そう思って注意しないと、つい漫然とシャッターを押してしまうからだ。 今回と次回の2回は、ピントと露出という必要条件(作業)を考慮しながら写真を撮ることにする。狙いをもった写真づくりをいつも意識していれば、漫然とシャッターを押してしまう悪い習慣を排除できるのではないかと想定し、写真術向上の目標を立てた。 まず今回は、オートフォーカス(AF)を使いこなす術をさぐる。 先生は前回に引き続き古屋洋一郎若先生。撮影場所は新木場の夢の島公園〜夢の島熱帯植物館、続いて上野の旧岩崎邸。 |
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「先生、こんな理解でいいのでしょうか?」 |
![]() f3.2 1/1600秒 |
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| f3.2 1/2500秒 | 左写真を拡大 | |
| 花の撮影は雌しべのピントが生命。ピント合わせに集中する。撮ってみると虫がボケていてものたりない写真。視野が狭くなっていることがわかる | ||
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| f3.2 1/3200秒 | 左写真を拡大 | |
| 雌しべと虫にピントがくるように撮影位置を変えてみる。モチーフが2つになった | ||
| 花をクローズアップで写そうとするとき、基本的には雌しべにピントを合わせます。では、花と昆虫というこのような状況ではどちらに合わせるべきでしょうか? この距離よりも少し引き気味であれば、ピント位置は雌しべですが、逆にさらに寄っていった場合は、昆虫に合わせたほうがいいかもしれません。 最終的には、アングルを変えることでうまく両方の被写体にピントをもってくることに成功しました。ピントは、「面ではなく点」と書きましたが、カメラから測距した点と等距離にある点には、すべてにピントがくることになります。 |
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| f2.8 1/2000秒 |
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| f5.6 1/100秒 | 左写真を拡大 |
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| f5.6 1/100秒 | 左写真を拡大 |
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| f5.6 1/80秒 |
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| f5.6 1/1000秒 | ||||||
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| f5.6 1/1000秒 | f5.6 1/2500秒 | |
| 凛とした美しさが睡蓮の特徴。ピントを重視 | 前後の関係を意識し前の花にピントを合わせたが、後ろに合わせたほうがよかったか | |
| スッと伸びた睡蓮の感じがよく出せて、構図も悪くないのですが、背景が少しゴチャゴチャとしたボケになりました。ボケていても、明るい色、暗い色、彩度の強弱によっては、目立ちやすくなってしまう場合があります。 | 縦画の構図でうまくまとめました。この状況ではピントは手前で正しいと思われます。もっと開放値の明るいレンズを使って、奥の花のボケを強くすることができれば、手前の花がより際立ってきます。2つのモチーフを取り入れるといっても、両方を説明的に捉える必要はありません。2つのモチーフのうち、どちらに自分が主眼を置くかを決めればよいのです。 | |














