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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之
写真塾中級編 写真はむずかしいが、楽しいぞ! 第2回 ―露出の適正値を意図的に変える―
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3段階露出を使ってみる
   今回は先生がいないが、きびしい指令が出ているので、不安と緊張でいっぱいだ。
  どこで何を撮ればいいか悩んでしまうが、とりあえず公園に行けば何とかなるだろうと、近所の野川公園〜武蔵野公園へ向かう。途中で小金井神社に寄り道。
  AEを操作するということは、カメラの表示する露出の値とはどういうものかを知ることだ。カメラの表示するAE値を鵜呑みにせず、自分が適正と感じた値にシフトしてみることが目的だが、自分が適正と判断する目を信用することができない。それで指令に従い、3段階露光で撮って、あとでじっくり選択することにする。
  【指令2】
 

白っぽいもの、明るい画面を撮りなさい。

 白っぽいといえば、空に雲、白い建物、アクセサリーの接写などだが、とりあえず風景で挑戦。カタチのいい雲がないので、神社の境内の石柱を撮った。


シャッター優先 1/25秒(f10)

シャッター優先 1/25秒(f8)

シャッター優先 1/25秒(f6.3)
コメント
2/3アンダー:石柱の質感は一番いい。背景のボケ味もいいが、何を撮りたかったのかという観点で見ると、写実的過ぎるか
適正:写真としては悪くない。見た目よりきれいだから、3段階露光を選択しなければこれでいいと思ってしまうことだろう
2/3オーバー:石柱の上面は白すぎるが、セミの抜け殻の虚しさを見せるには、現実感のない空間を捉えたほうが効果的と判断した。これを選ぶ


シャッター優先 1/25秒(f10)

シャッター優先 1/25秒(f8)

シャッター優先 1/25秒(f5.6)
コメント
3段階露光のどれも不満。2/3段階なので、1/3オーバーの写真が撮れない。好みに応じて、暗すぎると思ったら写真編集ソフトでオーバーに修正してみる道もある。それで自分で修正してみたのが4枚目。成功しただろうか? 大伸ばしにしないと効果が見えてこないが、自分の好きな露出になった
  【指令3】
 

黒っぽい画面を撮りなさい
 
  画面全体が白っぽかったり、黒っぽかったり、全体に暗いシチュエーションといえば、森や建物などだ。おあつらえ向きの森がある。


  シャッター優先 1/30秒(f5.6)

シャッター優先 1/30秒(f4.5)

シャッター優先 1/30秒(f3.5)
コメント
柔らかな木漏れ陽が、森の樹木を浮かび上がらせ、森を抜けたところの広場をのぞかせる。見た目の適正値はアンダーな1枚。自分がいいと思う露出にシフトして撮ってみるまでもなく、選択もそうなった
  【指令4】
 

コントラストの強いものとか、全体に暗い中にスポットライトが当たっている写真を撮りなさい

 コントラストの強い被写体といえば、川に光が射す景色とか、森の中の木にスポットライトが当たる様や、ライブで演奏者にスポットライトが当たるケースだ。

シャッター優先 1/50秒(f11) シャッター優先 1/50秒(f8.0) シャッター優先 1/50秒(f5.6)
コメント
空の藍と樹木の緑が微妙な色相を池に映した。錦鯉が泳いでいて橙色もある。狭い領域を写したので、適正露出でぴったりうまくいった。自分のイメージに合った露出で撮ってみようとしたが、その必要なし
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