おとなのたまり場 > いつでもbon vivant > もういちどカメラ > 押しかけ写真塾
写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之

第6回 初級編補習―集合写真の撮り方 2007/7/18
  頁1 頁2 頁3
【講義】自分も納得、相手も喜ぶ記念写真(集合写真)をどう撮るか
古屋写真教室開講の前の会話
  「先生、問題が3つあるところまでは行き着いたのですが、そこから先がちょっと……」
「相変らず頭でっかちで、考えすぎですね」
「ち、ちがうんですか……」
「間違っているともいえませんが、それがすべてではないのです。理屈で考えるのではなく、手順を追っていけばやさしい作業ですよ」
「では、場所の制約を逃れるにはどうするか、ストロボの使い方、集合写真の撮り方のコツ、この順で始めましょうか」
見る人が愉しい集合写真撮影の手順
 

 では、撮影場所の制約を逃れる選び方、ストロボの使い方、見る人が愉しく思い出せる集合写真の撮り方の順でみていきましょう。

1.撮影場所の選択
 記念写真にとって、撮影場所は外でも、建物の中でも、たいへん重要な要素です。主役を際立たせる大切な脇役です。ケースバイケースですが、どんな場所か、どう見せるか、構図の問題や建物内部では(2.)の照明の問題と関わってきます。作例写真の中で折々に解説しましょう。

2.ストロボの使い方
 部屋の中であなたが今見ている被写体の照明は地明かりといって、その部屋全体を照らす自然な柔らかい光です。そこに作為的なストロボの照明を持ち込むことで、地明かりで感じ取った風景と違ったイメージができてしまうのです。このギャップをできるだけ無くすようなストロボの使い方が問題解決の鍵です。これまでの作例の中で少し触れましたが、次回から始める中級クラスで解説しましょう。

3.集合写真の撮り方のコツ
 あなたは自分の体験から問題に行き着いて、早く解答を見つけたいとあせっていませんか。でもちょっと待った。ここはひとまず急がば回れの譬えに従って問題に取り組んでみましょう。そこで、今回のテーマです。
 
――自分も納得、相手も喜ぶ記念写真(集合写真)をどう撮るか――

 旅行やちょっとしたお出かけの記念に、自宅に遊びに来た孫や兄弟、友人、知人を記念に、同窓会や飲み会、趣味の集まりで記念にと、撮る撮られる機会の多いのが記念写真(集合写真)でしょう。それがアルバムに貼られ大切に保存されて、親から子へ、子から孫へと繰り返し語り継がれるメモリーであることに注目しましょう。
「記念に撮って」と言われて即座に「ハイ、チーズ!」とやる前にちょっと考えましょう。

 記念写真に写し込む要素としては次の4つが大切です。

  • 誰が
  • いつ
  • どこで
  • なにをしたか

 しかし、記念写真はあくまでも人物写真であることに変わりありません。取り込む背景や、場所と人物のバランスの良さ、表情のわかる距離感を考えて取り組んでみましょう。
 何より大切なのは、見る人に楽しさや連帯感の伝わる写真であることです。

前のページへ戻る   次のページを読む
「もういちどカメラ」トップへ戻る
TOP