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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之

第6回 初級編補習―集合写真の撮り方 2007/7/18
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【初級編―補習講義】普通の写真を上手く撮るには!?
 

 初級編は前回で全5回を終わった。さて、次は何をテーマにしようかと考えていたら、友人から要望が出てきた。何人もから。
「撮る機会が一番多くて、しかもうまく撮れない写真はスナップ写真の中でも記念写真(集合写真)じゃない? どうすればうまく撮れるか、それを教えてよ」という声だ。

「今日はこれだけの人が集まったんだから、写真を撮っておこうよ」という機会は多いし、最近はデジカメやケータイを持っている人も多い。撮った写真を後日、メールや郵便で送ってあげるとけっこう喜んでくれるものだ。デジタルカメラになって悪条件のもとでもほんとうによく写るようになった。だが、もらった写真がいい写真かというと……、うまく撮れていない。
 そこで急遽、補習を追加することに。


「普通の写真を上手く撮るには!? ――集合写真の撮り方」編である。
 そこであらかじめ問題を整理し、作例を選んで、今回も古屋先生の門をたたくことにする。

  理由は3つ
 

ボクが考えるに、うまく撮れない理由はたくさんあるが、多くの場合、なんとなくシャッターを押していること、撮影場所の条件がよくないこと、ストロボの使い方を知らないこと、この3つが大きな理由はではないだろうか。

1,場所の問題
 集合写真の場合、周囲の情報をどの程度入れるか、迷ってしまう。ゴルフのスタート写真を例にとると、4人をアップにするとゴルフ場の雰囲気が出ないし、景色を大きく入れると、人物が小さくなって表情が写せない。こんなとき、どうすればいいのだろうか。
 旅行写真の場合も、建造物を大きく入れると、人物が豆粒みたいに小さくなるのはだれもが経験している。


コメント
よくある写真。キャディさんに頼むと、こんな写真になってしまう。もっと近寄って表情を見せたいが、写真に慣れていない人は近づくのをこわがるものだ

コメント
近寄って、顔をアップにしただけでずいぶん感じが変わる。カメラ位置を下げて、顔を大きく見せようとしたが成功しなかった。ストロボを使って顔を明るく撮ればよかったと思ったが、もちろんあと知恵
講評
右の写真のほうが断然優れていますね。ややローアングルですっきりとした背景処理も良いし、無駄のない構図でバランスのいい作品です。ただし画面に空をいれるとカメラのAEは空の明るさにひきずられてややアンダーの値に自動的にセットされます。撮る際は半絞りほど明るめに補正しましょう。
 

2.ストロボの使い方
 写真の撮り方のうちで、初心者に一番わかっていないのがストロボだ。暗いときに使えばいい、それ以上の知識がないのだ。ストロボを使ってうまくいかないのは、撮影場所の部屋が狭かったり、壁が近かったり、窓際だったりして、場所の条件が悪いから。それに人数が多くて横幅が広がったり、奥行きが深くて光量が不足するなどの条件が重なってうまく対処できないからだと考えられる。

コメント
ストロボが直角に当たると背後のガラス窓や壁に反射光が映りこむ初歩的な失敗。そのときは気づかないが、後でビックリする。無意識にストロボを使ったときの悪い例だ
講評
窓ガラスに対して真正面からストロボを発光してはいけませんね。
コメント
ストロボを使うと陰影がなくなり、顔が白くのっぺりするのは分かっている。窓辺で外光を取り入れ、ノンストロボで撮ってみた。意外にうまくいった
講評
窓際からの柔らかい斜光が人物の立体感を表現しています。表情もよく、窓の外の緑が場所の雰囲気を伝えています。出来ばえのよい記念写真になりました。
 

 以上の作例を見ると、うまくいったり、いかなかったり、結果論で写真を撮っている。なんとなく写してしまうのだ。もっと注意深く、結果を予測して写すことができないものか。
 では、いい写真を撮るためにどうする?
 以後の方法がわからなくなって、行き詰った。で、さっそく古屋先生のところへ向かう。

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