javascriptを有効にしてください。
おとなのたまり場
>
いつでもbon vivant
>
もういちどカメラ
> 押しかけ写真塾
藤森元之
これまで4回にわたって、シーン別に撮影術のポイントをお話しました。コツをつかめばある程度思いどおりの写真が撮れることが理解できたと思います。
今回の塾の中では、ピントのこと、露出のこと、レンズのこと、などについて触れませんでしたが、デジタルカメラにはさまざまな便利機能が詰まっています。すべてを理解する必要はないので、もう一度解説書を手にして、自分が撮りたい写真で使えるカメラの機能だけは理解することをお薦めします。
使う道具が自分の手足と同じ感覚で扱えるようになれば、写真はぐんとステップアップすること間違いなしです。しかし、大切なことはこのような「コツ」や「ワザ」にこだわりすぎて写真の楽しさを見失うことのないようカメラと付き合うことです。
カメラはウェストポーチのようにいつでも自分と一緒にいて、楽しく暮らしていける仲間でありたい――この写真塾「身の周りを撮る 初級」の締めくくりにそんな思いをお伝えしておきましょう。
あなたが撮りたい写真はどれですか。
季節感をテーマにしたいろいろな写真を見ながら設問に答えてください。
1.水族園 1枚選ぶとしたらどれでしょう?
貝
マグロの群れを見る人
グロテスクな魚
トラフグ
予想外の暗さに戸惑ってしまいました。これはもう泳ぐ魚をバッチリ撮るなんてとても無理です。
開き直って撮った1枚が「マグロの群れを見る人」。大きな水槽の中を泳ぐマグロのダイナミックな姿と
見とれている人たちの様子が水族館の雰囲気を感じさせます。
2.花 マクロレンズの特徴がもっとも表現されているのはどれ?
あじさい
菖蒲
バラ
ひまわり
「ひまわり」です。マクロレンズに限らず一歩前進、二歩前進、被写体を大きく撮るのがコツです。
3.夏は夜 夏の風物誌でもっともポピュラーなのはどれ?
花火
祭り
神輿
夜明け
「花火」ですね。今回の写真塾初級編では夜景の撮影について勉強しませんでした。でも意欲さえあればうまく撮れるものです。チャレンジしてください。
4.海水浴 テーマをうまく表現できているのはどれ?
パラソル
波
浮き輪
水着
「水着」です。最近の浜はファッションショーのステージですね。
5.夏休み(川) テーマをうまく表現できているのはどれ?
水鉄砲
鱒
遊び道具
川泳ぎ
「川泳ぎ」が楽しそうです。 日本の四季のなかで夏の思い出はさまざまな彩りをもって印象強く、心に残るものです。生きた時代によって人それぞれの夏があるのは当然ですが、山や海など自然とのかかわりのない夏の思い出というのも寂しい気がします。
初級コースを終わるにあたって、最後に今回の生徒さんに一言アドバイスしましょう。
初級レベルとは思えないセンスのよいカメラアイに拍手をおくります。なによりも向上心の強さに私が引っ張られてしまいました。これからは一緒に学んだややこしい理屈は頭の隅にしまって、写真ライフを楽しんでください。
●今回の撮影機材
生徒:Canon EOS Kiss Digital X + EF28-135/3.5
先生:Canon Powershot A640,卒論クイズはCanon EOS1Digital + EFレンズ各種
●講師 古屋光雄
プロフィール:写真家。1934年生まれ、山梨県出身。大学卒業後、会社勤務を経てフリーランスフォトグラファーとなる。1976年、東京六本木に株式会社光スタジオを設立、コマーシャルフォト、エディトリアルフォトを中心に新聞社、雑誌社の出版物、企業のPR誌、自治体の刊行物などで幅広く活動