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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之

第4回 家族や子供のスナップをいきいきと撮る 2007/6/20
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■スナップ写真をあなどってはいけない
 

 子供や家族、友人を撮るスナップショットは、カメラさえあれば、大人でも子供でもだれでも撮れるかんたんな写真のように思える。

 だが、子供を撮ったいい写真を探そうとして、アルバムをひっくり返してみても、主役が豆粒みたいに小さい写真や、写っている人がみなVサインをしていたり、名所旧跡をバックにした記念写真風の集合写真がほとんどだった。

 そこで、人に見せられるスナップ写真を撮ろうと古屋光雄先生のところに押しかけ、小金井公園に親子連れを探しに行った。

  疑問点を整理
  「先生、今回はあらかじめ、疑問点を整理してきました。

1.スナップ写真は構えた姿ではなく、自然な表情やかわいい仕草の写真を撮りたいのですが、いい方法はありませんか?

2.動きのあるシーンはシャッターチャンスが難しくて、決め所を逃してしまいます。いい方法を教えてください。

この2つを今日は解決しようと考えてきました!」
「いい心がけです。問題意識をもって写真が撮れれば、上達も早くなりますよ。
じつは、スナップ写真はカメラマンにとって一番むつかしいジャンルなのです。それは、シャッターチャンスが限られていることと、子供や家族に対する愛情の深さが写真に現れてしまうので、腕よりも、親の愛情に負けてしまうんですよ」
「そうでしたか……、それなら海よりも深い親の愛をもってるボクは、先生よりいい写真が撮れるかもしれませんね!」
「それはあ・り・え・ま・せ・ん。今日は自分の子供じゃないから、親が有利という条件にはなりません」
「……、ま、とにかく撮ってみましょうか」

最初に言い訳をしておくが、今回の実習は小金井公園。先生と生徒が1人ずつで、普通のスナップショットなら当然いるはずの家族もわが子もいない。写す対象は他人の子供だ。

だからというわけではないが、父や母の愛の深さが足りない。結果は、やっぱり、そういう写真になった。

  失敗作には理由がある
 

 今回は失敗作の紹介から始める。よくある写真だが、なぜいい写真にならないのか、その理由をはっきりさせたかったからだ。

 スナップ写真も、狙いを定めてじっと待ったり、ここぞと思う場面では何枚もシャッターを切ってみる。初心者ほどシャッターを数押さない傾向があるようだ。

コメント
親子のほほえましい姿は、公園ならどこを向いても見られる。広い公園と、母子の凝ったファッションを写したかったが、成功したとはいえない。表情を撮る工夫が足りなかったのだろう
講評
そのとおり。公園に来た楽しさが伝わってこない写真です。
コメント
公園は緑が豊富なので、緑の中に鮮やかな色彩があるとつい写したくなる。こんなときの子供の写し方がわからない。垂直線があると、垂直が撮れない悪いクセも現れてくる
講評
子供の配置が悪い例です。主役は子供で、子供の何を写したいのか、その気配りを忘れています。
コメント
公園は子供だけでなく、大人の楽園でもある。画架を2台並べ、スケッチを楽しむ夫婦がいたが、その関係を写せなかったのが残念だ。どうすればいいのだろうか。長い時間をかけて待つのか。露出はうまくいったと思うのだが
講評
無理やり2人画面に入れなくてもいいのです。何を撮ろうとしたのか伝わってきません。何かをしようとする瞬間を狙ったり、 会話するチャンスを待ってもよかったですね。
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