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写真で綴る自分史 もういちどカメラ 藤森元之

押しかけ写真塾  
藤森元之

第2回 身の周りをクローズアップして撮る 2007/5/23
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 カメラを持って、身の周りの美しいものを見て、そのまま切り取るように写してみたのが前回の実習で、シャッターを切るのが楽しいと実感した。そのうえ、つたないなりに工夫して、褒めてもらえたのもうれしかった。
■自習その1 家の中の探検
ファインダーをのぞきながら家の中を探検する。
台所は宝の山だ。キャベツやトマト、タマネギなど、ありふれた食材に大接近してみると、思いもよらなかったすばらしい曲線や色やデザインが、いたるところにあることに気づいた。アクセサリーや服飾関連の小物も、カメラアイで見ると興味深いものが多い。
台所で食材をさがす
コメント
紫キャベツの巻き具合に、デザイン的なおもしろさを感じた。構図のねらいと、ピントをどこにおくか、どこをボケさせるかに工夫した
講評
面白い絵作りに挑戦して悪戦苦闘している様子が読めてきます。画面の中のボケ味は主題に視線を誘導する役目といえますが、この写真の場合は主題が捉えきれなかったようです。断面の面白いパターンを真俯瞰で全体をシャープに表現するのが良かったのでは? マクロ撮影は接近するのでカメラや自分の影などが画面に入らないように光線状態をチェックすることも大切です。
コメント
タマネギの形の造形的な美しさを写せたかどうか。
構図のとり方がむずかしかった。天地を逆にしてみたが、ヘタの汚い部分が写っていたのに気づかなかった
講評
すてきなモチーフを見つけたのに残念ですね。構図も大胆、これぞマクロの味です。ヘタと影の処理がうまくいってたらよかったですね。アッジェの写真のよう!
コメント
トマトの赤をうまく写せるか。トマトとわかる程度のタネの少ないところを選んで、赤をうまく写したかったが、さて?
講評
これも作者の気持ちは良く分かります。とりあえずマクロレンズをつけて被写体に向かい試行錯誤しながら作品を撮るという手法もありますが、カメラを構える前にまず被写体をじっくり観察したい、そしてどの部分をどのように表現するか考えてみたい。そんな手法にも挑戦してみてください。抽象的な作品は作者だけでなく他者にも理解、感動を与えることが必要です。
鉢植えの花をクローズアップ
コメント
ぺラルゴニウムの紫からピンクへのグラデーションを撮りたいと思って、クローズアップに挑戦した最初の1枚。まだ寄りきれていないが、光と、花弁と、ボケを意識し始めた
講評
作者のコメントはすばらしい。マクロでも花一つだけではつまらない。この作品のようにこの花がどこで、どんな様子で咲いているのか、その生態がわかるのは見る人の想像力を刺激します。カメラアングルを選んで花一つにピントを、他の花はアウトフォーカスで撮れたら一味もふた味も立派な作品になったでしょう。
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