「青空、 これは難問です」
先生はちょっと考えていた。
「青空に白い雲だけの写真は、そのままシャッターをおせば問題なく青空になります」
「先生、それでは今回の解答になりません」
「そう……、ケース・バイ・ケースで専門的な知識が必要になるのです」
「一般論を教えてください」
「それではまじめに!」
1.斜光線で撮る
「晴天の順光または順光に近い斜光線で撮ることです。全体に陰影のない立体感のとぼしい写真になりますが、力強さのある出来ばえにはなります。逆光線の場合は、どんなに頑張ってもダメです」
2.偏光フィルターを使う
「偏光フィルターを使って青空を強調するのが簡単な方法です」
「光の乱反射をカットするので空だけでなく風景全体がメリハリのある出来ばえになります。これも晴天の順光線撮影で大きな効果があります」
3.空と被写体の露出のバランス
「風景でも花や他の被写体でも、空と被写体の露出のバランスをとると、いい写真になります。被写体はきれいに撮れているのに空は白っぽくなってしまったとか、あるいは空はきれいな青空なのに被写体は暗くなってしまったといった場合です。
そんな時は、光の方向に対してカメラポジションとカメラアングルを変えることで解決できる場合が多いので、デジタルカメラのモニターで確認しながら撮影してください。
今日の実習はここまでにしましょう」
注:偏光フィルター=Polalizing Filter。通称PLフィルター。フィルターの枠にPLと書いてある