小金井公園と日立の研究所で桜を写したが、画面の枠内に何を入れ、何を取り除くか、それを決めるのは、ほんとうにむずかしかった。写真のむずかしさと、何をどう写したいかというテーマを抱え、失敗の原因を探ろうと写真家の門をたたく。
今回の講師は古屋光雄先生。
「先生、どうしたらもっといい写真が撮れるのでしょうか。教えてください!」
「何がうまくいかないのか、何が不満なのか、それをはっきりさせることですね。で、どうしたいの?」
「桜を風景の中にどう取り込むかを教えてもらいたいのと、空の青さをくっきりと写したいんです。それと、撮ろうとするとき、どの範囲を写せばいい画角になるのか、あれこれカメラを動かしたり、ズームで調節したりしてみても、どれがいいか、自分では決められません」
「なるほど。最初に、何がいい写真か、共通の評価軸を決めましょう。私は3つに絞っています」
「それは?」
「まず、着眼点(着想)です。被写体の魅力を見つけだす眼のことで、一番大切なものです。次が、構図ですね。絵作りのセンスといってもいいでしょう。基本を学べば、かなり上達します。3番目が表現力。感動を伝えるテクニック、技術といってもいいでしょう。この3つで評価します。それじゃ、出かけますか」
押しかけ写真塾の会場は今回は、相模湖だ。