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Digital Camera A to Z
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匠の手法
吉野 信
高砂 淳二
山岸 伸


もういちどカメラ
Digital Camera AtoZ かゆいところに手が届くデジカメ安心問答集 いまでも訊きたいデジタルカメラのAtoZでは撮影、保存など基礎から裏技まで疑問を解決していきます

基礎知識編 カメラ編 レンズ編 保存・出力編 テクニック編 裏ワザ編

匠の手法 基礎知識編 目次一覧

01 銀塩カメラとデジタルカメラ。どちらを選ぶ?
02 一眼レフ? コンパクト? 最初に買うのはどちら?
03 パソコンを使えないとデジタルカメラを買えないの?
04 うちの奥さんはデジタルが苦手だけど、使えるかな?
05 デジタルでは今までのカメラテクニックが使えない?
06 カタログが横文字ばかりで理解できないんだけど?
07 デジタルと銀塩、どちらが安上がりのカメラ?
08 ブロードバンドとデジカメって、関係ありますか?
09 「一眼レフ」っていう言葉をよく聞くけれど?
10 「ホワイトバランス」ってなんだろう?
11 「絞り」ってどんな役割があるの?
12 「シャッタースピード」ってどんな役割があるの?
13 「レンズ交換式」って便利なの?
14 カメラの構え方ってきまりがあるの?
15 ブレるってよくいうけれど失敗なの?
16 「日の丸構図」って言われてしまいましたが?
17 うまく見える写真の撮り方ってありますか?
18 シャッターの押し方ってありますか?
19 子どもやペット写真をうまく撮影したいんですが?
20 トリミングは邪道だと言われたのですが?
21 写真がいつも少し傾いてしまうのですが?

01 銀塩カメラとデジタルカメラ。どちらを選ぶ?
 銀塩フィルムを使用する従来のカメラにも、もちろんそれなりの魅力はあります。しかし、インターネットの発達や、パソコンの普及など、周辺の事情を考えると、今後はデジタルカメラが中心になっていくのは間違いないところです。
 以前は銀塩カメラと比較され、画質が劣るといわれていたデジタルカメラですが、現在ではもう安価な機種でも十分に銀塩カメラに取って替わるだけの実力を備えています。もう一度写真を始めるなら迷わずデジタルカメラを選択してください。
02 一眼レフ? コンパクト? 最初に買うのはどちら?
 デジタルカメラは一眼レフタイプもコンパクトタイプも、どちらもかなり高機能になっています。実際の撮影でも、コンパクトタイプでも旅行などのスナップでは一眼レフタイプに比べて遜色ない活躍が期待できます。さらに常時携帯できるという強みがコンパクトカメラタイプにはあります。
 これに対し一眼レフタイプは、アクセサリーの充実や交換レンズを使用した際の撮影領域の広さなどで、コンパクトカメラタイプなど足下にも及びません。気軽に使いたいならコンパクトタイプ、少し本格的に写真を撮影するならレンズ交換ができる一眼レフタイプを選択したいところです。
03 パソコンを使えないとデジタルカメラを買えないの?
 デジタルカメラを購入する際に、どうしても考えてしまうのがパソコンとの関係です。たしかにパソコンがあり、画像を加工できるソフトが使えれば便利にはちがいありません。しかし、最近ではパソコンレスでもデジタルカメラが楽しめるように、どのメーカーも配慮しています。
 プリンターは、銀塩カメラのフィルムに相当するメモリーカードを挿入するだけでプリントアウトができるようになりました。カメラ店でも各種のメモリーカードからすぐに紙焼きができます。パソコンがなくても銀塩カメラと同じことができるわけです。
04 うちの奥さんはデジタルが苦手だけど、使えるかな?
 デジタルカメラも操作の基本は今までのカメラと同じ。高度な撮影が可能な一眼レフタイプから、シャッターボタンを押すだけでキレイな写真が撮れるコンパクトタイプまでさまざまな機種がそろっています。使う人の用途に合わせた機種を購入すれば、簡単に写真が撮れます。
 それにほとんどの機種では撮影した写真をすぐに背面の液晶画面で確認・消去できるので、失敗も少なくなります。デジタルカメラならではの機能です。
05 デジタルでは今までのカメラテクニックが使えない?
 そんなことはありません。デジタルカメラでもフレーミングや手ブレしないためのカメラ保持、露出補正といった従来のカメラで使ってきたテクニックのほとんどが共通のものです。ですから、フィルムカメラでの撮影に慣れている人ほど、デジタルカメラのテクニックも早く上達します。機材もカメラバックはもちろん、三脚などのアクセサリーもそのまま使えます。
 ですから、一度に機材を替えることなくデジタルカメラの世界が楽しめるわけです。
06 カタログが横文字ばかりで理解できないんだけど?
 カタカナで書かれているからといって、特別にむずかしい言葉が並んでいるわけではありません。メガピクセルやCCD、コンパクトフラッシュなど、確かに初めて聞くとなんのことだか分かりませんね。しかし、8メガピクセルといえば800万画素、CCDはレンズからくる光を読み取る目の「網膜」、メモリーカードは撮影した画像を書き出し蓄積しておく「デジタルなフィルム」というように、大まかに役割をつかんでおけばデジタルカメラの使用にはなんら不自由しません。
 あまり考えすぎずにシャッターを切ってみましょう。
07 デジタルと銀塩、どちらが安上がりのカメラ?
 銀塩カメラでは撮影するたびにフィルム代や現像代がかかります。これに対しデジタルカメラは、フィルム代などの消耗品代がかかりません。メモリーカードを一度買えば、消去することで繰り返し使うことができます。
 銀塩フィルムを10本ほど撮影して現像をすることを考えると、これだけで安価なデジタルカメラが購入できる金額になってしまいます。コストの面では圧倒的にデジタルカメラが有利なのです。
 また、環境に対する優しさでもデジタルカメラの方が優れています。
08 ブロードバンドとデジカメって、関係ありますか?
 大まかにいって従来の電話回線の10倍以上のデータ転送速度を持つ高速回線をブロードバンドと呼んでいます。ADSLやFTTH(光ファイバー回線)などがブロードバンドにあたります。
 デジタルカメラで撮影したデータはそのままパソコンに取り込み、インターネット回線を通じてどこへでも転送が可能です。ただ、撮影したデータは数メガからカメラによっては1枚で20メガ以上のデータ量になってしまいます。こんな時に威力を発揮するのが高速回線、ブロードバンドです。ADSLなどのブロードバンド回線を使用しているインターネットユーザー同士ならデジカメ画像の受け渡しも簡単にできるわけです。
09  「一眼レフ」っていう言葉をよく聞くけれど?
 簡単にいうと「一眼レフ」はカメラに付いているレンズを通した光景を、直接見られる機構を備えたカメラのことです。撮影した瞬間を覗きながら画角を確認できるので、プロカメラマンはほとんどこのタイプのカメラを使用しています。しかし機構上やや大きくなってしまうという不便な面もあります。手軽に撮影するならコンパクトタイプのカメラの方が優れているともいえます。
 コンパクトカメラでの撮影に不満を感じるようになったら「一眼レフタイプ」の購入を考えてみるといいでしょう。
まずは「撮る」楽しさを知ることが大切です。
10 「ホワイトバランス」ってなんだろう?
 フィルムカメラになくデジタルカメラにある機能の一つが「ホワイトバランス」とよばれる機構です。これは光には「色温度」と呼ばれる性質があり、明るさとは別に「色温度」によって撮影した画像の色がさまざまに変化します。
 蛍光灯の下で撮ったやや緑がかった写真を見たことはありませんか。あれも「色温度」がするいたずらです。
 フィルムカメラ時代には、フィルターなどで「色温度」を人間の目で見たとおりになるように補正していました。デジタルカメラでは「色温度」をカメラ側でコントロールすることができるようになりました。撮影の際に「オート」に設定しておけばほとんど問題ないでしょう。
11 「絞り」ってどんな役割があるの?
 カメラで写真を撮影する場合、基本的には「絞り」と「シャッタースピード」で光の量を調節します。コンパクトタイプのデジカメでもたいてい「シーン○○モード」(メーカーによって呼び方が違います)などと呼ばれる機能が付いています。これは撮影したい被写体の種類をあらかじめ設定することにより、最適な「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせをカメラが選んでくれる機能です。
「絞り」は写真の奥行きにどのぐらいまでピントを合わせるかをコントロールする機能です。
12 「シャッタースピード」ってどんな役割があるの?
「シャッタースピード」は文字通りシャッターの切れるスピードです。
1/2000などの早いシャッタースピードで滝などを撮れば、飛んでいる飛沫の粒を写すことができます。逆に1/2などの遅いシャッタースピードで滝を撮ると、水の流れている感じを写すことができます。
 カメラによって搭載されているシャッタースピードの設定できる幅が違いますが、より幅が広い方が表現力が豊かだといえます。
13 「レンズ交換式」って便利なの?
 一眼レフタイプのデジタルカメラではほとんどが「レンズ交換式」になっています。残念ながら現在ではまだ、1本ですべての撮影をこなせるスーパーレンズはありません。そこで「レンズ交換式」の登場となるわけです。
 撮影する狙いに合わせて、さまざまな種類のレンズを駆使することができます。ですから「レンズ交換式」のデジタルカメラを選ぶ場合、カメラ本体の性能だけではなく、撮影したい被写体に適したレンズがそろっているかどうかを確認することも大切です。
14 カメラの構え方ってきまりがあるの?
 デジタルカメラでは背面に液晶画面が付き、カメラの構え方もほんとうにさまざまになってきました。しかし、基本はフィルムカメラと同じ。「手ブレ」しないように構えることです。そのためにはできるだけ背面の液晶を見ながらではなく、ファインダーを覗きながら撮影しましょう。
 ファインダーを覗きながらということは、2本の手+顔を使い、3点でカメラを保持することになります。ですから「ブレ」にくくなります。肘をあまり開かないことも大切ですね。
15 パソコンを使えないとデジタルカメラを買えないの?
「この写真ブレてるよ」という言葉は、失敗写真を表す表現としてよく耳にしますね。「ブレ」には2種類があります。
「 被写体ブレ」と「手ブレ」の2つです。「被写体ブレ」は撮影する被写体が動いてしまい、「ブレ」てしまったケースです。「手ブレ」はカメラの方が動いてしまい「ブレ」てしまった場合です。
 写真撮影では、どちらも特別な場合以外はさけたいですね。そのためにもカメラをしっかり構える習慣を身につけてください。
16 「日の丸構図」って言われてしまいましたが?
「日の丸構図」とは、日の丸の旗のように撮影したい物がなんでも真ん中にきている写真のことです。写真を始めたばかりの頃はだれでも日の丸構図からスタートです。しかし、だんだん撮影に慣れてくると、撮りたい被写体を少し左右上下にずらしてみたくなります。
 真ん中に被写体があると左右対称の構図になることが多く、落ち着いてはいますが動きのない画面になりがちです。それを少し左右にずらすと非対称な画面になって、画面に動きが出てきます。上下にも振ってみましょう。人物撮影などではモデルさんのポーズを非対称にするだけでもイキイキとした画面になることが多いですね。
17 うまく見える写真の撮り方ってありますか?
 いちばん簡単なのはヨコ位置ばかりではなく、タテ位置でも撮影する習慣を持つことです。写真を始めたばかりはただカメラを構えてシャッターを押しているだけですから、ヨコ位置の写真ばかりが出来上がります。しかし、タテ位置でカメラを構える習慣を持つと構図の幅も広がります。
 構図を考えるようになると、次はカメラを下から構えたり上から構えたり、アングルを考えてみましょう。これだけで写真がガラッと変わってきます。
18 シャッターの押し方ってありますか?
 シャッターボタンをうまく押せるようになると、それだけで手ブレをかなり防げるようになります。基本はまず、カメラをあまり強く握らず、指を寝かせて指の腹側で優しくシャッタ−ボタンを押すことです。
 よく指を立てて指先でシャッターを押している人を見かけますが、もっともブレやすい押し方です。シャッターボタンをどのぐらいまで押し込んだときにシャッターが切れるか、それを感覚的につかむことも大切です。
19 子どもやペット写真をうまく撮影したいんですが?
 単純にカメラを向けてシャッターを切っただけでは、子どもやペットの写真はなかなかうまく撮れません。細かいテクニックはいろいろありますが、まずはカメラを構える位置を下げてみましょう。
 子どもやペットの目線の位置までカメラを下げてファインダーをのぞくと、今までとは違った視点が生まれてきます。立ったままだとどうしても上から見下ろしたアングルばかりになってしまいます。目線を同じにすることで、親近感のある等距離の画面を作ることができるのです。
20 トリミングは邪道だと言われたのですが?
 トリミングとは撮影した画像の一部を切り出すことです。本来なら撮影時にきっちりとしたフレーミングで撮影しておけば、トリミングの必要はないはずです。そのために一眼レフタイプのデジタルカメラでは、ファインダーに見える範囲と実際に写る範囲がなるべく変わらないように配慮されています。ところが実際には画面の隅によけいな物が写ってしまうことが多いものです。そんな時はトリミングをせざるをえないでしょう。
 しかし初めからトリミングをあてにした撮影をしていたのでは撮影技術もなかなか上達しません。トリミングは最後の手段として、1枚1枚の写真が最良になるようなフレームを考えてシャッターを切りましょう。
21 写真がいつも少し傾いてしまうのですが?
 フレーミングをしたときに右上がりになったり、左上がりになったりするのはその人のクセで、最初から水平に写真 を撮影できる人はなかなかいません。試しに水平線のある写真を何枚か撮影してみると、知らず知らずのうちにどちらかに傾いているのがわかります。
 自分で常に水平を意識してシャッターを押していると、自然に水平に写真が撮影できるようになります。最近では方眼マットのファインダーを備えた機種もあるので、ファインダーを見ながら確認するのも有効です。
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