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| CONVERGENT AUDIO TECHNOLOGY社のステレオ真空管アンプ「JL-2」 |
「Parsifal Ovation」の仕様を見ると、出力音圧レベルも入力インピーダンスもごく一般的な水準なので、特に大出力アンプが必要というわけではないが、これだけよく考えられたシステムなので、それにふさわしい上質な設計のアンプと組み合わせて使いたい。
その参考例として、専門店レフィーノ&アネーロでは、SACDの再生では現在最高レベルではないか、というプレーヤー、コンバーターを選び、パワーアンプにはアメリカのコンバージェント・オーディオ・テクノロジー(CONVERGENT AUDIO TECHNOLOGY)社の、超弩級クラスの真空管アンプ「JL-2」をつないでいる。
もちろんこれほど高価なものが必要だというわけではない。しかし、再現力の根本的なところから考えられたスピーカーとしての「Parsifal Ovation」に、これらの独創的な機器を組み合わせることは、なかなかおもしろいのではないかと思う。「Parsifal Ovation」の振動板素材も特にハイテク素材というわけではなく、トゥイーターがソフトドーム、スコーカーとウーファーはポリプロピレンのコーンタイプという一般的な素材なので、芯がしっかりしたエネルギー感のある真空管アンプの信号電力に対して、スムーズな対応力を発揮できると思われる。
それにしても、「JL-2」の使用真空管は、出力管は5極管のSovtek6550を左右に8本ずつ3極管接続にして合計16本、ほかにSovtek6922が2本、12AU7が2本、12AX7が2本というゴージャスなもの。そして、奥行きが690mm、重量81.5kgという巨体を誇る。価格は税込で2,625,000円。
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| EMM Labs社のSACDトランスポート「CDSD SE-G」 |
プレーヤーとプリアンプに選んだのは、DSDフォーマット研究で天才と呼ばれたエンジニア、エド・マイトナーが1998年カナダに設立したEMM Labs社の高級機である。
まず、プレーヤーがSACDトランスポートの「CDSD SE-G」。EMM Labs社のプロ用AD/DAコンバーターシステムは、現在SACD制作現場の90%以上が使用しているという高い実績のあるもの。ちょっと贅沢過ぎる感がなくもないが、徹底して高音質にこだわるなら、おもしろい選択だ。ただし、価格は税込で1,470,000円。
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| EMM Labs社のデジタル・コントロール・センター「DCC2 SE」 |
贅沢といえば、「CDSD SE-G」はトランスポートでありながら、D/Aコンバーターを内蔵しているから、そのアナログアウトを普通のプリアンプにつなげばいいのだが、ここでは、同じくEMM Labs社のデジタル・コントロール・センター「DCC2 SE」に接続している。これはプリアンプ機能を備えた2チャンネル専用D/Aコンバーターだ。ここから真空管アンプに出力するわけである。トランスポートとデジタル・コントロール・センターの接続には光学的リンクを採用し、比較的ノイズの多い環境であるトランスポートと、ノイズに敏感なアナログ回路をもつコンバーター部を電気的に絶縁している。「DCC2 SE」は税込価格が、2,100,000円。
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| 再生系には現在望みうる最高レベルの機器を選んでみました、というレフィーノ&アネーロの金子さん |
まあ、この際価格は忘れることにしよう。とにかくこの組み合わせでSACDを再生するということは、現在望みうる最高レベルの高品位再生ということになる。130余年のオーディオ史でもかつてない高精度な再生系といっていいだろう。
なお、EMM Labs社と、CONVERGENT AUDIO TECHNOLOGY社の製品についての詳細は、発売元の今井商事のホームページをご覧ください。




