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| 名機「クレモナ」の5年ぶりグレードアップモデル「クレモナM」 |
明けましておめでとうございます。
こんな始まり方をしては、何を寝言をいっておるか、とお叱りを受けそうでありますが、2008年最初の更新日ですので、みな様もう完全にお正月気分は抜けていることとは思いますものの、形だけでも新年のご挨拶を申し上げたく思いました。今年も、一般のオーディオ誌ではなかなか書きにくいことを織り交ぜて、みな様に有意義な情報をお伝えしようと、スタッフは無謀なことを考えておりますが、まあ、それなりに努力をいたしますので、それなりにご愛読たまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、今年最初の製品は、イタリア、Sonus faber(ソナス・ファベール)のスピーカー「Cremona M(クレモナ・エム)」。「M」は“Modified”のMで、普通にいえば、クレモナのグレードアップモデルということになる。
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| ソナス・ファベールの最高位モデル「ストラディヴァリ・オマージュ」 |
ソナス・ファベールといえば、本欄の読者にはもうすっかりお馴染みだが、北イタリアのヴィツェンツァというところで、1980年に当時木工職人であったフランコ・セルブリン氏によって創業された、まだ創業30年に満たない、スピーカーメーカーとしては新進の部類だが、そのスピーカーの優秀さは、まさに20世紀末から21世紀初頭にかけて、ピュアオーディオ界を牽引する代表的実力派といっていいだろう。
いくつかの先駆的作品があって、1988年に発表されたのが、例の「エレクタ・アマトール(Electa Amator)」で、これでソナスのスピーカーは大ブレイクしたのであった。この創業時期の経緯とその後のモデル展開については、かなり語りつくされているので、今回は大胆に省略して、早速本題に入ることにしよう。
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| 最初のオマージュ・モデル「ガルネリ・オマージュ」 |
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| 第2作のオマージュ・モデル「アマティ・オマージュ」 |
ソナス・ファベールのスピーカーは大きく分類すると、「オマージュ・シリーズ(Homage Series)」、「クレモナ・シリーズ(Cremona Series)」の2つの大きな柱があり、さらにホームシアターや5.1チャンネル再生のための「ドムス・シリーズ(Domus Series)」もある。
「オマージュ・シリーズ」のトップモデルは、2003年発売の「ストラディヴァリ・オマージュ(Stradivari Homage)」。これはシリーズのトップモデルであると同時に、それまでのソナス・ファベールの技術を総結集した、まさに同社のフラグシップモデル。価格もペアで500万円を超える、超高級機である。
しかも、ここには同社の技術の核心の一つである、キャビネット(エンクロージュア)の大変革が含まれていた。オマージュ・シリーズの最初のモデル「ガルネリ・オマージュ(Guarneri Homage)」は、弦楽器リュートの胴体から着想を得た、涙滴型キャビネットであり、その後の1998年発売の「アマティ・オマージュ(Amati Homage)」、そして2002年発売の「クレモナ(Cremona)」とその形状を続けたのだが、「ストラディヴァリ・オマージュ」にいたって、もう一つの独創的な「仮想無限大バッフル」と呼ぶ、上から見ると楕円形のキャビネットを開発したのである。
この新キャビネットの開発は、クレモナ・シリーズにもおよび、楕円型を採用した「エリプサ(elipsa)」が2007年に誕生した。これが現在クレモナ・シリーズのトップモデルとして君臨している。本欄では2007年7月25日掲載 で紹介した。そもそも、クレモナ・シリーズは、ソナス・ファベールの高級システムの再現力を、
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| 初代「クレモナ」 |
そのシリーズに登場した、新キャビネットの「エリプサ」は、2,730,000円(ペア/税込)と高額になったが、これはむしろオマージュ・シリーズに近いモデルと考えたほうがいいだろう。そういう意味では、今回登場したリュート型キャビネットを継承した「クレモナM」は、まさしく身近な高級機「クレモナ」のグレードアップモデルといっていいだろう。価格も1,428,000円(ペア/税込) と先代と大きく変わっていないのもありがたい。





