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| 豊饒な響きがティールらしい、と語る金子さん |
レフィーノ&アネーロの金子さんはこう語っている。
―― ティールのスピーカーの再現性は、非常に音楽ソースに忠実で、正確な音を聴かせるスピーカーといえると思います。特有のクセのようなものが少ないので、その分再生している音楽の個性が際立つ、という感じですね。
音楽の奥行き感や立体感の表現にも優れていて、とてもいいスピーカーだと思います。ただし、それはいいアンプを使って、きちんとセッティングをした場合の話。ティールは、昔から鳴らしにくいので有名なスピーカーでしたが、最近のモデルではそれが大分改善されてはいるものの、やはりその傾向は現在でもあるといっていいでしょう。
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| スペースファクターのいい、スリムなスタイル |
過去にあったティールの大型スピーカーと比べると、今回ご紹介するこのモデルはだいぶ小型化され、一般家庭用としては使いやすいものになっています。それでも、力のないアンプだと高域の伸びや低域のアタック感が不足するため、良くいえば暖かみのあるまったりとした音、悪くいえば解像度の甘い、ぼんやりとした音になってしまいます。
ここではエアーのアンプとつないで鳴らしていますが、今後試したい機器としてはラックスマンの「B-1000f」やクレルの「Evolution600」などのハイパワーなアンプですね。先日は、ハルクロの「MC20」と接続してみましたが、これは大変相性がいいようでした。相性のいいアンプと出会うとティールは、非常につややかで解像度の高い、そして位相もしっかりとした音で音楽が楽しめます。ティールの本来の音に出会ったら、どんなオーディオファンもその魅力を高く評価してくれるはずだ、と思います。
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| 現在つながれているアナログプレーヤーはミッチェルエンジニアリングの「TecnoDec」 |
なお現在プレーヤーは、アナログプレーヤー「TecnoDec」(ミッチェルエンジニアリング)をつないでいますが、CDプレーヤーにつなぎ替えても試聴できます。
それから、私たちスタッフもセッティングの際に注意しているのですが、低域のアタック感をしっかり出すためには、四方の壁からある程度の距離を置かないとダメなようです。背面と横に十分なスペースがないと、音が回り込んで再生音に悪影響を与えるように感じます。ポンとおいてすぐにいい音で鳴ってくれる、という可愛らしいスピーカーではありませんので(笑)、しっかりと左右のスピーカーの幅とリスニングポイントを定めて、かつスピーカーの向きも微細にコントロールしながらセッティングする必要があります。
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| ティールオリジナルの中高域用同軸2ウェイ・ユニット | 応答特性がいいウーファー・ユニット |
良い音を出すためにはいろいろと配慮しなければならないことがあります。でも、しっかりと時間をかけてチューニングすれば、ティールはその努力に必ず報いてくれるスピーカーなので、オーディオ・ファンにとっては挑戦しがいのあるスピーカーとえるかもしれませんね。――





