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| 「ジャーマンフィデリティ」の極地ですね、と金子さん |
レフィーノ&アネーロの金子さんは次のように語っている。
―― エラック(ELAC)のスピーカーは、レフィーノ&アネーロでは力を入れてみなさまにお勧めしている優秀な製品です。何度かこのコーナーでもご紹介していますが、じつに古くからの歴史があり、戦時中は水中で使用するソナーを作っていたという会社ですが、今では先進のスピーカーメーカーとして知られ、その斬新さには同社の物作りにかける若々しいイメージを感じさせるものがあります。
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| 形はトールボーイだが、こうして見ると重厚で実際以上に大きく感じる |
今回発売されたこのモデルは、「600LINE」というエラックの中ではグレードの高いシリーズの最高のフラグシップモデルとして誕生したものです。エラック特有のアルミ材を使ったボディに、同軸2ウェイの「X-JET COAX」というドライバーを採用したスピーカーです。エラックはスピーカーユニットの製作でも高く評価されているブランドですが、この「X-JET COAX」はじつに優れたユニットだと私は思います。音の立ち上がりがスムースで気持ちよく、歪がなくて伸びやかです。ソプラノ歌手の高域の歌声や、管楽器の高域部分などが実に自然に空気に溶け込む感じがします。
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| 背面から見たスーパー・トゥイーターとその調整部 |
また、今回はとても薄い0.2mm厚(メーカーによると世界最薄だそうです)のアルミニウムリボンで制作されたスーパー・トゥイーター「4 PI PLUS」が搭載されました。これは他のモデルにも搭載されて、すでに高い評価を得ているものです。キャビネットの一番上にある、コブのようになった形状のものがそうです。見ていただければわかるとおり、無志向性で、音楽に広がりと空間感を与えてくれます。他のモデルにも搭載された、と申しましたが、正確にはこのスピーカーを開発するに当たってさらに改良が加えられたようです。マグネットにフェライトの約10倍の磁力をもつネオジウムが使用され、以前のものより約3倍の高効率化が図られたといいます。
また、薄いアルミニウムリボンを作るのは大変難しいのですが、エラックはスピーカーボディやユニットのパーツなど、金属加工については高度な加工技術をもっているため、こうしたことが可能なのですね。
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| ブルメスター(Burmester)のプリアンプ「035」 |
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| ブルメスター(Burmester)のパワーアンプ「036」 |
オーディオに限らず、車や飛行機、ロケットなど、どんなに大きなものでも小さな部品の集合体ですが、ひとつひとつのパーツを作りだす職人たちの技が、最終的に優れた製品を生み出していると私は思います。エラックには優れた部品作りが出来る多くの職人たちがいて、さらに組み上げまで自社で行ない、すべての工程を自社でフルカバーしています。エラックの製品の完成度が高いのは、そういったところから来るものだと思います。――





