レフィーノ&アネーロの金子さんの話を聞くことにしよう。
――ウィルソン・オーディオといえば、前回ご紹介した「MAXX2」という大型スピーカーがトップエンドモデルと考えられていました(第46回「ウィルソンオーディオの超弩級システムMAXX2を聴く」)。しかしなんと、さらにその上のモデルが発売されました。ウィルソン・オーディオでは、この「X-2 アレキサンドリア(Alexandria)」をもってフラグシップモデルと呼んでいるそうです。
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| 斜め背後から見た「X-2 Alexandria」 |
ウィルソン・オーディオには「System7」や「Sophia」「Maxx」というシリーズがありまして、それぞれ使用目的や価格帯に分けたプロジェクトとして開発が行なわれているそうです。この「X-2」もそういったプロジェクトのひとつで、“ウィルソン・オーディオの最終目標を高度に練り上げる”というものだそうです。まあ、オーディオ・ブランドとして、最高のものを作ろうということのようですね。
この製品の特徴は、上の3つのスピーカーが可動式になっていまして、聴く環境に応じて各スピーカーから放たれる音の時間軸上の位相をきちんと合わせられるようになっています。この調整は非常に時間と労力を要する難しい作業です。
しかし、調整がぴったり決まったときのサウンドは、ダイナミックさと繊細さを兼ね備えた非常に素晴らしいものです。実際にご購入いただいたときには、セッティングに関しては、我々やディーラーさんなどがアドバイスやお手伝いをしますので、セッティングのノウハウがなくても安心してご購入いただけます。
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| 金子さんは、密度が高いというか、非常に情報量が多いという |
今回、ドライブするアンプには「HALCRO dm-88」を使っています。これは非常にドライブ力のあるアンプですが、使用するアンプはこのクラスのドライブ力があるアンプと組み合わせをしたいものですね。当店ではこの他、クレルの「Evolution
600」やラックスマンの「B-1000f」などと組み合わせていい結果が得られました。
このスピーカーの音は、密度が高いというか、非常に情報量が多い感じがします。「MAXX2」とはまた違った音楽体験を味合わせてくれる、さすがウィルソンだなあ、と感じられるスピーカーです。ぜひ、この高さ183cm、重量317kgから出る驚異のサウンドをご来店の上ご体験ください。――
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| プレーヤーはLINDEMANN「820 CD PLAYER」 |
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| プリアンプはFM Acoustics「FM255MKII」 |
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| パワーアンプはHALCRO「dm88」 |
接続機器のうちプレーヤーの「LINDEMANN.820」は、2004年に発売されたドイツの製品で、メカはソニーの「OM4」。CDとSACDの再生に対応している。D/A変換は192kHz/24ビットに対応し、シーラスロジック製の「CS8416AES」レシーバーと、バーブラウンの現在最高性能を誇るサンプル・レート・コンバーター「SRC4193」の組み合わせ。デジタル部とD/A変換部、アナログ部は完全に独立して配置され、相互の干渉を排除している。そして各セクションへの信号伝送は「iカプラー」によって、高速かつ超高精度に伝送され、電源部は別ボックスという徹底ぶりだ。第55回「リンデマンの優秀機たち」を参照してください。
プリアンプのFMアコースティックス「FM255MKII」については、第46回「ウィルソンオーディオの超弩級システムMAXX2を聴く」もご覧ください。パワーアンプ、ハルクロの「dm88」はオーストラリアの新進メーカー、ハルクロのフラグシップモデルとなるモノーラルパワーアンプ。従来機「dm68」で示した低歪化をさらに進め、パワーアップされている。第49回の「JBL DD66000を聴く」もご覧ください。





