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| ストラディヴァリ・オマージュ独特の“繊細で美しい響き”をもっている、と目を細める金子さん |
レフィーノ&アネーロの金子さんは、こんなふうに「エリプサ(elipsa)」について語っている。
――昨年、2006年5月に、お店にソナス・ファベールの「ストラディヴァリ・オマージュ」がやってきた時には、その気品のある佇まいと仕上げの美しさ、そして繊細な音楽表現力には正直驚いたものです。
もし、お店にある製品で自分が買うとしたら、このスピーカーかな、なんてちょっと憧れを感じたものでした。そのボディの曲線の美しさは思わず触れてみたくなります。そして近づいて見れば見るほど、本当に丹念に手間をかけて作られた製品だということがわかりました。
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| 横から見た「elipsa」。通常の箱型スピーカーよりずっと奥行きは浅い |
しかしながら、価格は500万円を大幅に超えるもので、まあ、私たち庶民の年収に匹敵するぐらいの金額ですから、おいそれとは手が出ませんね。ただ、よくハイエンド・オーディオ機器の中には「何故、この製品がこんなに高いのか」と思わされるものもありますが、「ストラディヴァリ・オマージュ」の場合は、まあそのぐらい高くても仕方ないか、と思わせる風格と音をもっています。
そんなふうに私と同じように思っている方が多いようで、お店では
「せめて半分の値段だったらなぁ」
と、ため息をついている方もいらっしゃいました。その声を受けて、夢を叶えてくれたかのように登場したのが、この「エリプサ」なんです。
「エリプサ」は、何回かご紹介しているソナス・ファベールのクレモナ・シリーズに新しく加わった形で発売されましたが、ストラディヴァリ・オマージュの魅力をもっと多くの人たちに楽しんでいただきたい、というコンセプトから生まれたものです。ストラディヴァリ・オマージュよりもひとまわり小ぶりになって、価格も半分ほどになりました。
「エリプサ」は、楕円形を意味する言葉だと発売元から説明がありましたが、ストラディヴァリ・オマージュと同じ美しい流線形のキャビネットで、まるで音楽の音の流れがそのまま形になったような美しさです。ストラディヴァリ・オマージュで採用されたさまざまな技術も応用されているそうで、スケールこそ違うものの、ストラディヴァリ・オマージュ独特の“繊細で美しい響き”をもっています。ストラディヴァリ・オマージュには手が出なかったという方に、また、250万円クラスでスピーカーをお探しの方に、ぜひ、おすすめしたい製品です。
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| プリアンプはHOVLANDの「HP-100」 |
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| パワーアンプはHOVLANDの「Sapphire」 |
現在、店内試聴スペースでは、HOVLANDの「HP-100」と「Sapphire」という真空管アンプでドライブしていますが、ご希望のアンプやプレーヤーをつなぐこともできますので、ぜひご来店の上、じっくりと聴いてください。――
ホヴランド(HOVLAND)の管球アンプは、プリアンプが「HP-100」、パワーアンプが「サファイヤ(Sapphire)」の組み合わせで使用されている。ホヴランドはアメリカ西海岸のメーカーで、設立以来20年以上にわたって真空管アンプの再現力を追求し続けている。
プリアンプは、ライン入力のみに対応するラインアンプモデルと、MMとMCに対応するフォノステージを搭載したモデルが用意されている。パワーアンプは、外観は装飾性を排したシンプルさが印象的だが、見かけのエレガントさからは想像できないパワフルなドライブ力をもっている。
初めはソナス・ファベールに真空管アンプはどうかな、と少し心配したのだが、実に颯爽とした鳴りっぷりで、見かけの数値がまったく気にならない。さすが、である。それもそのはず、レフィーノ&アネーロでは、ソナスの同じオマージュシリーズの「アマティ・アニヴァーサリオ(Amati
anniversario)」を、このアンプで鳴らしていたのであった。第36回「ソナス・ファベールの最新記念モデルアマティ・アニバーサリオを聴くお勧めの組み合わせ」もご覧ください。




