もう一つのシステムは、リンのスピーカー「コムリ」と、同じくリンのパワーアンプ「C2200」を組み合わせたもの。さらに、金子さんのお話を聞こう。
ここでの注目は「コムリ」の優れたサウンドです。
コムリは、リンの三代目となるフラグシップモデルで、アクティブサーボシステムを備えたウーファー部と、4つのユニットを超近接配置した4Kアコースティックアレイ部からなる「5ウェイ6スピーカー構成」のフロアスタンディング型になっています。
低域が実に広々とした感じで、その上の帯域もつながりよく自然に伸びていくのが特徴です。「コムリ」は水平と垂直の双方向に等しい放射パターンを獲得したといわれていますが、この自然で開放的な感じと、緻密な表現力がその成果でしょうか。これまでにない音楽体験が期待できるスピーカーです。
リンの製品は、自社レーベル「LINN RECORDS」を運営するうえでのノウハウがオーディオにも反映されいるようです。録音の現場から、レコード、CD、SACDなど、実際の録音作品を完成させるまでのさまざまな過程において、ソースとの徹底的な比較験聴で得たノウハウが、スピーカー制作にふんだんに取り入れているのですね。
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| リンのフラグシップスピーカーシステム「KOMRI」 |
また、リンのプレーヤーやアンプはじつにコンパクトでユニークな形をしていますが、このスピーカーも他にはない個性的な形をしています。未来型といいましょうか、ものすごく先進性を感じさせますね。音もまさにそうで、未来のオーディオの音ってこういうものかもしれないな、と思わせる魅力があります。
現在置かれている、JBLとリンの2つのシステムのプレーヤーは共通で、リンの「UNIDISK SC」を使っています。これはユニバーサルディスクプレーヤーにコントロールアンプを組み合わせたモデル。ピュア・オーディオからホームシアターまで多彩に活用できる製品ですが、今回は2チャンネル、ピュア・オーディオ用として使っています。
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リンのパワーアンプ「C2200」
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コントロールアンプと一体化したリンのユニバーサルディスク
プレーヤー |
一般的なサイズで聴く場合において、2チャンネルステレオでは、センターの中抜けはほとんど問題にならない。録音が2チャンネル用に出来ているのだから、当然である。マルチチャンネルのオーディオは、センターの問題とは違った次元で考えられなくてはならないだろう。単に、ファントムではなく現実の音が欲しいというようなレベルなら、センターは不要なのである。しかし、いくつかの成功したマルチチャンネルサウンドの音楽は、楽器の存在感が2チャンネルとはかなり違ったイメージで浮かびあがってくる。これはまた、別な機会に紹介したい。
| LINN KOMRI |
| 型式 |
5ウェイ6スピーカー、フロアスタンディング |
| 再生周波数帯域 |
20Hz〜40kHz |
| 入力インピーダンス |
4Ω |
| 出力音圧レベル |
87dB(W/1m) |
| アンプ部最大出力 |
1400W×2(1本) |
| 外形寸法 |
320(W)×1150(H)×450(D)mm |
| 重量 |
79kg |
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| LINN C2200 |
| 型式 |
2チャンネル・パワーアンプ |
| 出力 |
200W+200W(4Ω) |
| 外形寸法 |
381(W)×80(H)×355(D)mm |
| 重量 |
6kg |
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| LINN UNIDISK SC |
| 型式 |
ユニバーサルディスクプレーヤー+コントロールアンプ |
| 対応ディスク |
CD/CD-R/CD-RW/SACDstereo/SACDmulti/DVD/DVDaudio/
DVD±R/DVD±RW/VCD/SVCD/MP3/WMA/MPEGファイル |
| 外形寸法 |
381(W)×80(H)×368(D)mm |
| 重量 |
4.3kg |
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