リンデマンは、1992年ドイツに設立された比較的新しいメーカーで、創立者はノーバート・リンデマン(Norbert
Lindemann)。レフィーノ&アネーロの金子さんは、
「アッカによって日本に紹介されて以来、オーディオファンの中では大変評判の高いブランドになっています、高級機の中では成長株ですね。スピーカーは、ステレオ試聴室にあったウィルソンオーディオのMAXX
2を持ってきてつないでいます。これが非常に相性がいいので、年明けまでこのセットはこのままにしておき、いろいろな人に聴いてほしい。

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リンデマンは高級機の中の成長株という
金子さん |
新発売のプリアンプとパワーアンプは品数が少ないので常時あるわけではありませんが、いろいろな機器との接続も可能ですから、ぜひ一度お越しください。機会があればまたフルシステムで試聴会などをやることも考えております。
リンデマンのアンプで特徴として挙げられるのは“バランス回路”ですね。これは理論的にも難しいけれど、実際にその効果を十分に引き出すことはもっと難しい。パーツの精度や配線材の品質を良いものにして、筐体全体の構造も堅固でなければなりません。回路自体はずいぶん練り上げられた優れたものですし、強度はご覧の通り、そして部品もよく選別された高級品がつかわれています。リンデマンのドイツらしい徹底さがバランス回路の良さを引き出している、といっていいでしょうね」
と、高く評価している。

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| 美しいフロントパネルが印象的な「820 CD PLAYER」 |
CDプレーヤー「820」のメカは、ソニーの「OM4」でCDとSACDに対応する。D/A変換は192kHz/24ビットに対応する、シーラスロジック製の「CS8416AES」レシーバーと、バーブラウンの現在最高性能を誇るサンプル・レート・コンバーター「SRC4193」の組み合わせ。デジタル部とD/A変換部、アナログ部は完全に独立して配置され、相互の干渉を排除している。そして各セクションへの信号伝送は「iカプラー」によって、高速かつ超高精度に伝送される。電源部は別ボックスという徹底ぶりだ。

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| プリアンプ「830 STEREO CONTOROL AMPLIFIER」のフロントパネル |
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| 「830 STEREO CONTOROL AMPLIFIER」のリアパネル |
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| パワーアンプ「850 DUAL MONAURAL POWER AMPLIFIER」のフロントパネル |
プリアンプ「830」の注目すべき点は要約すると、バランス信号経路テクノロジー、デュアルモノ・トポロジー、4層基板の採用などによる、シンプルにして高速、純度の高い信号処理と伝送、そして各セクションの相互干渉の徹底排除ということになるだろう。
そしてパワーアンプ「850」は、完全デュアルモノ構成、完全バランス設計、高出力設計、最適化された電源部が特徴である。眼目はプリと同様各セクションの相互干渉の徹底排除と、全再生帯域における再現の透明感、純粋性を保ちつつ、ダイナミックな表現力の確保ということになるだろう。
技術の詳細は発売元のホームページの詳細な記述に譲るが、重厚な響きの中に浮かぶ音像の明瞭さは比類がない。旋律線の動きが響きに埋没することなく、どんな帯域でもしっかりと描かれるのも見事なレベルに達している。しなやかさ、躍動感、あるいは臨場感などという、どんな機器にもあてはまる評価語を並べる必要はない。信ずるところに徹した物づくりの精神が、圧倒的な再現力を獲得している。 |