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| ソナス・ファベールのスピーカーと組み合わされた「CL-1」「CL-2」 |
iPodを初めデジタル携帯プレーヤーが普及して、いつでもどこでも音楽を聴けるのは非常に便利だが、自分の部屋で本格的なオーディオ機器を組み合わせて、スピーカーから出る音を聴いて楽しむ“オーディオ”は、やはり再生音楽を聴くなかでも格別な楽しみで、趣味としての奥行きも深い。そのオーディオで苦労を惜しまず、いい音を追求することを“ピュア・オーディオ”と呼ぶこともある。
そして、スピーカーで音を出して聴くのが好きな人でも、中にはあまり“音そのものの質”や“機器の質”にこだわらず、ほどほどの音で音楽を聴くことができればいい、という人もいるが、自分の理想の音に徹底的にこだわる人を“ピュア・オーディオ派”などと呼ぶこともある。また、一定規模の生産量を前提とする大メーカーとは違って、小規模ながら、設計者の考えるいい音にこだわって機器を製作するメーカーを、“ピュア・オーディオ・メーカー”ということもある。
別掲の「A&Vフェスタ2006
レポート(その3)」でも紹介しているように、このところピュア・オーディオ派のメーカーの元気がいい。そして、それぞれ個性的な作品を作り、オーディオの本来の楽しみを追求して、人気も高くなっている。
今月紹介する、コニシス研究所もそういった、ピュア・オーディオ派の優れたメーカーの一つである。製品は赤ワインのようなカラーが非常に印象的なプリアンプ「CL-1」とパワーアンプ「CL-2」だが、早速レフィーノ&アネーロの金子さんの話を聞いてみよう。

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| プリアンプ「CL-1」。コニシスカラーといわれる赤色が印象的 |
コニシスは、録音スタジオやオーサリング・スタジオなどに、プロ用機器を納入している会社です。20年ほど前に、高解像度で最高の音質の録音ができる環境を整えようとして、自社の録音スタジオを設立しました。そこで使うオリジナルのミキシングコンソールやマスターレコーダーを開発したのが始まりです。この機器とスタジオの音響などが、録音関係者の間で評価されて、プロ用機器としての販売実績を上げてきました。
コニシスにはスタジオ個々の音響的な個性に合わせて、オリジナルな機器を開発する技術力があり、こうしたスタジオ専用機を設計製作販売することが、コニシス研究所の業務の中心となっているのです。
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| ディスクリート構成の美しい内部構造 |
こうした評価の高まりを背景に、一般ユーザー向けオーディオ機器の開発へも期待寄せられ、これまでいくつかの製品をリリースして高い評価を得ています。ただいま店内でご紹介しているプリアンプ「CL-1」は、昔のマークレビンソンの音を意識して作られたもので、ミリタリー規格レベルの高品位パーツを使った、ICを一切使わずオールディスクリートで組み上げられた高い性能をもつ製品です。

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| パワーアンプ「CL-2」。カラーはプリアンプと同じ赤 |
そして、新製品のパワーアンプ「CL-2」は、先に登場したプリアンプ「CL-1」と組み合わせて高い性能が発揮できるように設計されたもので、カラーも「CL-1」と同じ「コニシスレッド」と呼ばれる印象的な赤色をしています。デザイン的には、プロ用オーディオ機器のメーカーらしく、プロ好みの面構えとでもいいましょうか、エレガントとかシックというよりも、クールで実用的なデザインですね。ファンの中にはそこがいい、という方もいらっしゃいます。薄型でスタイリッシュなところも評判がいいようですね。

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| クールで実用的なデザインがいい、という金子さん |
代表者は小西さんという方ですが、コニシス研究所という社名はきっとそのお名前に由来するのだろうと思います。なお、コニシス研究所には、当店のオリジナルRCAケーブル、バランスケーブルを製作していただいたこともあります。また、プリアンプに使われているコネクトケーブルがなかなかのもので感心しましたので、相談しましたら特注のケーブルを作っていただくことができました。スタジオ機器から、民生用機器、ケーブル類まで、オーディオ機器に関してはさまざまなものを作り上げる技術力をもったメーカーなんです。
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