 |
| ゴールドムントの機器に接続された「System 8」 |
「System 8」の特徴については、前ページの金子さんの説明で十分なのだが、簡単にポイントを整理しておこう。「System
7」からの改善の主要点は整理すると、以下の3分野にわたっている。

1)トゥイーター
ウィルソンは、振動板素材については、市場で発表されているさまざまな新開発素材に、あえて関心を示さなかった。また、市場の要求に迎合するような発想で開発することも避けてきた。しかし、ただ頑なに新素材を拒否したのではなく、彼の再生の理想に合致するものを模索、試験し続けてきたのである。その上で、新素材の良さを生かせるものとして採用されたのが、チタン素材によるトゥイーターでこれは超弩級システム「MAXX
2」に実装された。「System 8」には、なんと贅沢にもこれとまったく同じものが使われているのだ。これにより、時間軸ひずみの低減、トゥイーター自体から発生する回折効果や高域ノイズの低減、そして再生音粒子の細かさ、といった点に大きく寄与している。

2)クロスオーバーネットワーク
これも「MAXX 2」の開発までに解決した課題だが、クロスオーバーネットワーク内で群遅延ノイズを発生しクロスオーバージッターと重なる欠点をもたらす、ハイパスフィルターやローパスフィルターの干渉を排除した。これにより、中音域から高音域の移行のスムーズさが増し、シームレスな再現につながった。そしてそれが解像度と過渡特性の向上ももたらした。

3)キャビネット
これは、金子さんの説明に尽きるが、鉛を使えなくなった不便さを、新たな高品位キャビネット構造の開発につなげるという逆転の発想で、見事にウィルソンらしさを発揮した。強度、剛性の点でも申し分のない堅牢で、音質の向上に貢献するキャビネットが誕生したのである。

なお現在、レフィーノ&アネーロで「System 8」に接続されているのは、以下の機器である。

SACD/CDプレーヤー ゴールドムント(GOLDMUND)EIDOS19-2CH

 |
ゴールドムントのSACD/CDプレーヤー
「EIDOS19-2CH」 |
トップエンドモデル「EIDOS36-2CH」の設計ポリシーを継承して2チャンネル再生に特化した高級プレーヤー。

外形寸法:440(W)×400(D)×105(H)mm
重量:10kg
価格:1,638,000円(税込)


プリアンプ ゴールドムントMIMESIS27ME

 |
| ゴールドムントのプリアンプ「MIMESIS27ME」 |
オリジナルの「MIMESIS27」以来3代目になる。ミレニアムテクノロジー「A20モジュール」の採用など、新たな技術と発想がふんだんに盛り込まれ、密度感の高い3次元音場再現力、音楽表現力などが大きく向上している。

外形寸法:440(W)×102(H)×400(D)mm
重量:10kg
価格 1,722,000円(税込)


パワーアンプ ゴールドムントMIMESIS18.4ME

 |
ゴールドムントのモノーラルパワーアンプ
「MIMESIS18.4ME」 |
モノーラルパワーアンプ。ベストセラーとなった ステレオの「MIMESIS28ME」をベースに、これをモノブロック化。ハーフサイズのコンパクトな筐体にして、電源周りの最短経路化と信号経路の最短化を実現。力強く抜けの良い、透明感溢れるサウンドが特徴。

定格出力:200W(2〜8Ω)
最大出力:500W(8Ω)
外形寸法:220(W)×184(H)×416(D)mm
重量:17kg
価格:1,680,000円(ペア/税込)

 |