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| セットされた「System 8」の堂々たる姿が、素晴らしい再生力を力強く語っている |
9月13日掲載の本欄で、レフィーノ&アネーロ1階ステレオ試聴室にセッティングされている、ウィルソンオーディオ(Wilson
Audio)の超弩級スピーカーシステム「MAXX 2」を紹介した。今月は、その技術と再現力を引き継いだ「System
8」の登場である。気の遠くなるような高額システムから、やや下界に降りかかった感じがする価格帯だが、それでも組み合わせる機器によっては、再び気が遠くなるところまで登ることになるかもしれない。冗談はさておき、ウィルソンのスピーカーといえば、「WATT & PUPPY」がお馴染みで、その現在のシステムが「System+ナンバー」で呼ばれているものである。今日までのウィルソンの歩みを含めて早速、レフィーノ&アネーロの金子さんに聞いてみよう。

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自信をもってオススメと目を
細める金子さん |
「System 8」というモデル名がついていますが、これは「WATT & PUPPY」の8番目のバージョンではないのか? とよく聞かれます。現在は「WATT」と「PUPPY」を組み合わせたシステムの型番として「SYSTEM+ナンバー」が使われているのです。 オーディオに少しでも詳しい方ならご存じのとおり、ウィルソンオーディオの代表者ディヴィット・ウィルソンが初めて世に出した製品が「WATT」、そしてその後に「WATT」と組み合わせるサブ・ウーファーとして発売したものが「PUPPY」と呼ばれるものなんです。彼はもともと医療機器のエンジニアだったのですが、大のオーディオ好きだったそうで、しだいに録音製作の現場にも参加するようになりました。しかし、レコーディングスタジオで出会うスピーカーが彼には気に入らなかった。そこで、自分で作ってしまったのが、大型のモニタスピーカー「WAMM」でした。このシステムが大評判で、その後ウィルソンオーディオを設立し、家庭用スピーカーとして「WATT & PUPPY」を提供するようになったというわけです。

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| 「WATT」部への入力端子部 |
また「System 7」では、「WATT」は「PUPPY」の上に載っているような構造でしたが、今回はスライドさせてセッティングするガイドがついていまして、上下が完全に一体化するような構造になっています。この成果かどうか断言はできませんが、解像度が以前にも増して高くなり、広域の立ち上がりも鋭くなったように感じられます。
高域ユニットに「MAXX 2」に使用したトゥイーターを使っているので、そのせいもあるかもしれませんね。
また、以前からユーザーの皆様から不満の声が出ておりました、サランネットのマジックテープは、今回はステンレスピンになりました。これによって共振の抑制度が向上し、取り外しも簡単になりました。

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| キャビネットの仕上げは3種類ある |
「WATT & PUPPY」の流れを汲む「System 8」は、スタジオモニターの系譜を受け継いでいるだけに、解像度の高さとバランスのよさ、定位の確かさが魅力です。まあ、そのため実際に聴くソースの良し悪しがストレートに出てくるという難点もありますが、よりよい録音ソースの魅力を十二分に発揮させて楽しみたい、という方には絶対お勧めのスピーカーだ、と自信をもっています。ぜひご来店の上、聴いてみてください。
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